このレースは大きな失敗をしました、自分でレースを作れない為、今回のような展開では勝てないシルクメビウスを買ったこと・・・ではなく。
　今回はＧＩは、やまっくすさんの予想に丸乗りしておこうかと思っていたのにそうしなかったことである・・・３連複１００円だけでも買っておけば良かった。

　情けない後悔をしていてもつまらないので、一応レースを振り返ってみましょう。

　スタートが良かったのはトランセンド、内枠なのでこのリードは良かったですね。逆に初のダートで期待と心配のあったアリゼオは出遅れ、ルメール騎手は「どう行くかは発馬しだい、砂をかぶらないようにしたい」というようなコメントを事前にしていたようですが、頭を高い位置において走りやすいところへ誘導する感じ、ダートに慣れないと現時点では通用しそうにありません。
　どうでも良いけど、実況を聞いて「ラヴェリータ」って「ラ・ヴェリータ」と発音するんだ、と一つ勉強。
　想定していたメンバーよりも前に行く馬が手薄になったせいもあるのでしょうが、先頭はトランセンドで落ち着きました、ゆるいペースではなかったので他の馬が競り合えなかったとも取れます。
　トランセンドの藤田騎手は最終コーナーにかけてじっくりと足を溜めます、これにより場群が詰まりましたが、渋滞気味で走りにくそうでした、コーナー出口ではトランセンドが加速、後続との差を広げます。藤田騎手は「この馬のペースで走るだけ」と殊勝なインタビューでしたが、後ろに目がついているような騎乗だと思いました。ＪＣのシンゲンのときもそうでしたが逃げのペースを作るのが上手い騎手ですね。
　逃げるトランセンドが後ろから鋭く伸びてきたグロリアスノアをクビ差凌いで勝利。３着にはアドマイヤスバルが先行していたバーディバーディをなんとか捕らえました。

　トランセンドはスピードのある馬で、余程の馬でないとこの馬と先頭争いはできないかもしれません、強さは十分で、危険馬に上げたのはどうしても今後は更に人気することと、今回はヤヤ重のダートで足抜きが良かったのが幸いしたこと、騎手の好騎乗も含めての勝利だったことを考慮してです。

　グロリアスノアは圧巻の末足でした、メンバー最速の上がり３Ｆ３６．１シルクメビウスよりも０．２秒速いタイム、速いペースになんとかついていってこの上がりが出せるのだから凄いです。次からは人気でしょうが、見てて楽しい馬ですね。

12/06 14:03　回顧アクセス：4700