１分３１秒台が出ちゃったりして、なんて書いたら本当に出てしまいましたね。
12.0-11.0-11.0-11.1-11.5-11.7-11.8-11.8
道中緩むことはなくだんだん遅くなって行く感じで最後は余力勝負という感じ。その中でもフィフスペトルとレインボーペガサスあたりはかかり気味。短距離向きのスピード勝負を我慢比べに持ち込んだという印象。
予想とは違って内の先行馬は壊滅。例年だと２，３列目の内を進んだ馬たちの競馬になるんだけど今年はみんな外で例年通りにはいかず。


１着　△フィフスペトル
かかり気味。前走で逃げていた分行きたがったのかもしれませんね。自分でレースも作れて今回のようになんとか我慢することもできればマイルでも１８００ｍでも大丈夫なんでしょうね。コーナー４回なら何とかなるのかな。
重賞ウイナーですからハンデ戦でもあまり斤量差がなかったのもよかったか。重賞と言っても函館２歳Ｓですけど。裏のセントウルＳでも函館２歳Ｓの勝ち馬マジカルポケットが走っていて回顧で２歳Ｓ勝ち馬のその後を嘆いていたのに・・・函館２歳Ｓの勝ち馬が後に重賞を勝つなんてアグネスワールド以来か・・・涙出そう・・・
地元函館の重賞ウイナーであるこの馬を心の底から応援できないのは厩舎が嫌いだからなんですけどね。水口騎手を弟子に取って全く乗せずに雑用係にして、用済みと言わんばかりに去年フリーにするという厩舎ですから好きにはなれませんよね。
馬自身に当然恨みなんてものはないんだけど。先々週まで函館に滞在しての調整をしていて輸送面に不安があったのは事実でした。でも重賞勝ちの舞台での調整は水が合っていたのかも。函館記念に出走してきて距離で嫌われたら意外と面白いかな。来年の話はまだ早いか。


２着　アプリコットフィズ
外枠に入る前から成長力疑問でもう終わったと評していたので軽視してしまいました。プラス２２キロだった前走の回顧で体重が増えただけの豚だと酷評したんですがさすがに絞ってきましたね。やっとまともに調整ができた感じでしょうか。
ハイペースの中山マイルは３歳初めのフェアリーＳで経験済みでそれが生きたのかもしれませんね。あの時はカホマックスが暴走気味に飛ばして行ってましたんで上手く折り合えましたよね。結局このぐらいの距離の方が集中力が持続するのかもしれませんね。でもたぶん府中牝馬Ｓに行ってまた人気しちゃうんでしょう。富士Ｓの方が良さそうだけど。でもまぁまずは無事に調整できるかどうかですよね、この厩舎じゃ。
そういえば今年のフェアリーＳもハイペースでしたよね。ダンスファンタジアあたりが来年このレースに使ってきたら面白いかもしれませんね。来年の話はまだ早いか。


３着　×レインボーペガサス
ハイペースでも終始かかり気味。それでも行く気に任せて前をねじ伏せようとしているあたり、５７．５キロの斤量を考えると十分よくやっているでしょう。
今までかかるようなレースをしていた記憶はないんですけど、余程調子が良くて闘争心に火がついたのか久々に連続して使ってテンションが上がってたのかどっちかでしょうかね。
いずれにしろ安藤さんが進言しての中山使いでしたけど、どの辺が向いているのかはわかりませんでした。ただテンションが上がらないように間隔を開けつつ裏街道を回れば再度の重賞Ｖも可能でしょう。


４着　◎オセアニアボス
もうちょっと前に行ってほしかったと思っていたらレース後のコメントで「もう１つ２つ前に・・・云々」言ってくれていたのでまぁいいでしょう。
前に行った馬が下がってくるとさばけないと判断したのか外へ。その時点で苦しいと思ったけど見せ場は十分でしたね。若干長いマイル戦の急坂コースであればあの止まり具合も納得です。
内を突いていたらもしかしたら届いていたかもしれませんが、そういう捌きが上手な馬という印象はありませんので４着には満足です。次走以降マイルを使ってきたときは内枠が最低条件と考えます。


５着　▲エアラフォン
関屋記念に続いて差し損ね。土曜日にもレディアルバローザでも差し損ねというか追い負けというか・・・ジャスタウェイでも差し損ねてしまったし、ボナパルトさんが掲示板で書いていたように水上さんにまた同じこと書かれても言い返せないよね。水上さんが書いている通りリーディングを獲ったけど上手さが光ったレースって思い浮かびませんもんね。
予想にも書いたとおり１６００ｍでの好走は前走を除いてすべて内枠を利してのもの。今回オセアニアボスと一緒に伸びてきて止まるところも同じ。微妙に長い印象はやっぱり否めないんだよなぁ。
次走ポートアイランドＳor富士Ｓなどマイル戦で再度人気なら軽視。スワンＳだったら買いますけど。


６着　ムラマサノヨートー
最後方から伸びてきて６着まで。末脚はさすがＧ１で３着するだけのものはあります。
しかし他の馬もそうだけどもう少しハンデ差がほしかったですよね。レインボーペガサスが５７『．５』だからハンデ戦って認識できますけど、それがなかったらあまり斤量差がなくてハンデ戦っぽくないですもんね。


７着　スズカコーズウェイ
次走云々ではないんですけど最高に上手く乗った感じがあります。エアラフォンやオセアニアボスにはこういう競馬をしてほしかったんですけどね。
中山金杯のコスモファントムやキョウエイストームと同じようなレースで、毎年の傾向だと勝ちパターンなんですけどいかんせんレースが流れすぎましたし、馬自身のピークは過ぎているから荷が重かった。
内ラチピッタリの北村宏司騎手は本当に信頼度が高いですね。去年の天皇賞のオウケンサクラを思い出してしまいました。


８着　コスモセンサー
行かないと持ち味は生きないと思いますがあっさり控えましたね。さすがに無理矢理ハナを叩いていても速すぎてダメだったと思いますけど。
重賞で中舘騎手が逃げを主張してルーキーが絡んで行くという異様な展開はついて行かなくて正解だとは思うけど、他の競馬に対応できる馬ではなかったので今回は仕方ないか。厩舎的にスプリント戦に切り替えてきそうな気もする。もちろんヘッドライナーとは使い分けてね。


他


１２着　フライングアップル
中舘騎手に絡んで行く怖いもの知らずのルーキー杉原くんの騎乗。能力的には厳しい馬だからせめてもの見せ場づくりでしょうか。結果として高速決着の引き立て役に。少しは名前を売れたでしょうか？
ドモナラズに騎乗した同じくルーキーの嶋田くんが現状では乗り鞍を集めているけど、嶋田くんは減量を生かして前に行こうという姿勢が伝わってきますので現時点では成功ですね。去年の高倉騎手までとはいかないですけど。
杉原くんにはまず数を乗せてあげたいです。関東の若手頑張れ。


１３着　○タマモナイスプレイ
１２００ｍを使ってきた効果なのか行きっぷりは良かったですね。４コーナーでバテたというよりは内にヨレる感じで下がって行ってしまいましたね。馬の季節的な賞味期限が過ぎていましたかね。また来年の夏に期待しましょう。

09/12 16:57　回顧アクセス：5006