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■=インディーズゲーム
”先手取っての好走目指し”という体裁を取りながら”福永祐一のための引っ張り役”を見事に果たした田中勝。この仕事で次走インディーズゲームの好走は約束されたようなもの。
よってインディーズゲームが次走狙い馬で確定!
これが主催者お得意の”もう終わった騎手を利用しての福永祐一勝たせレース”であり、ヴィクトリーで皐月賞を勝たせてもらったことで騎手としての大仕事を終えた田中勝が、今回不可思議な先行競馬をした要因である。【共同通信杯でディープブリランテが押し出されて他馬の目標にされたのとは土台が違う!】
ところがどっこい、田中勝が人気で負け役となるための先導役を果たしたにも関らず、ダイヤモンドムーンの福永祐一はゴール前で本物の騎手である内田博騎乗のゴールドバシリスクに差されてしまった。
こんな負け方してる乗り役が、よくもまあ、「騎手の仕事は馬の能力を十全に発揮すること」などという一丁前の公言を吐けるものだと大笑いしてしまった。
これこそ他の騎手に道を空けてもらわないと勝ちもおぼつかない未熟者の証明。【祐一は、”人気並みに走れば責任を果たした”と考えている父親とは正反対の思考を持っている乗り役。だからこそ自らの騎乗馬より人気馬に先着されても何とも思わないのである。なぜなら「競馬は馬の能力で決まるもの」と常に発言しているから!…半分は正解だけど、これを言えるのは「能力拮抗のレースを自らの技量で勝つ技術のある者だけ」と思うのだが…?】
ただ、おかげで非常に美味しい思いをさせてもらえた。
前半の3才未勝利戦で、エセ永祐一とほしの皇成が”いつも通り”に勝たせてもらってたので、「すでに勝っているニセ永祐一がここは2着になるレース」と読んでダイヤモンドムーンを2着固定とした。
そうなると怖いのは、ダイヤモンドムーンより人気に推される馬で、なおかつ、にせリーディング騎手よりも技術がある騎手となるので(…田中勝は技術が足りないので消し)、技術段違いの”元地方騎手同居”の2枠で人気上位のゴールドバシリスクを1着固定として3連単”4-6-3”1点勝負で的中できた!
□=リックムファサ
次走危険馬の筆頭はリックムファサ。
今回の好走は岩田康を起用できたおかげであり、今後岩田康並みの騎手を起用できなければ当分このクラスで勝つことはできないと判断できるから!
ただし、次走で鞍上弱化して人気薄になった場合は、逆に狙い馬にできるはず。なぜなら、そもそもリックムファサは人気薄で穴をあける厩舎の馬だから!
※田中勝がここまで落ち込むとは…如何に関東騎手のレベルが低いかの証明。
それでも田中勝には同情する部分がある。彼は先輩たちに馬を取られる立場の騎手だからだ。それも、彼の騎乗馬を奪っているのが第1期生の柴田善というのが一番悲惨なところ。年功序列で始まった競馬学校の縦社会の影響をモロに受けてしまったからだ。
【後藤世代だったらもう少し良い成果を残せたかもしれない…だが、後藤世代になるともうニセ永世代と腕は変わらないので”自力で勝てないレベル”なのが問題になるけどね!】
しかも、その第1期生が牡馬どころか牝馬クラシックも勝てない”叔父の名前だけで騎手になっている者”であり、その叔父が、人柄は最高に良い人ながら技術的には岡部の半分しか勝てない”アローエクスプレスを降ろされて当然の技術しかない”新人騎手だった現3流調教師なのだ。ある意味、”第1期生なので現役でいられる騎手”と断言できる存在。
決して田中勝は下手ではない。だが、抜けて上手くもない。せいぜい”後藤より技術は上”でしかない。こんな騎手以下の立場に置かれては1番人気で負け役に回されるのも仕方ないだろう。
その意味では、一番の被害者は馬主の園部さん。
田中勝を中心起用する宗像厩舎に馬を預けなければならないのが弱みになっているからだ。
騎手を上手くするのは「騎乗経験数」であるからには、田中勝のような特定厩舎の子飼いではどんどん勝てなくなっても仕方ない…こう思い知らされた8レースであった。
02/18 16:12 回顧アクセス:1691 |