ゴールドシップの圧勝。スタートが安定していない馬でテンが遅い馬。休み明けで仕上げが甘かったようにも見えたので前哨戦のここは他の馬にもチャンスがあるんじゃないかと思っていましたが、思った以上にマウントシャスタが売れていましたよね。同じような考えを持った人が思った以上にいたということなのでしょう。
最近はオッズがシビアになりましたよね。ひねって考えると大概その選んだ馬は予想以上に人気になるというパターンが多い。いろんな思考を巡らせて馬券を買っている人が多いということでしょう。新聞では全然印がついていないのに「え？なんでこれが人気なの？」というケースも少なくありませんよね。
そんな中ツイッターでわたしのフォロワー（高校生と思われる）さんがこんなことを言っていました。

マスゴミさんのマウントシャスタの過剰な持ち上げ報道を見てると腹がたってくる一週間だった。 ゴールドシップのほうが強いのは誰がどうみてもわかるんですから。（レース後）

マスゴミって時点で幼稚なんですけどね。
そんなに持ち上げられていたんですかね？彼はおそらく自分の好きなゴールドシップが１倍台だと思っていたら思いのほかオッズがついていたことに不満だったのでしょう。
たしかにマウントシャスタは思ったよりも売れていたけど、休み明けとズブさを加味すればゴールドシップを上回れる可能性はあったとは思う。皐月賞でのゴールドシップの強さと上手さを考慮してもね。
ちょっと彼には冷静になってもらいたいな。最近のオッズはシビアなんだよと。そして君の言っていることは結果論でもあるんだよと。どうも若い子の感覚がわからないよ。自分もそうだったのかな。

さて

１着　ゴールドシップ
芦毛の性でどうしても緩く見えてしまうんですよね。実際１００％仕上げているわけがありませんからそう見えて当たり前なんですけど。
今回は前が引っ張ってくれてエンジンのかかりが遅くても何とかなる展開になった。まだまだ「展開不問」と行かないズブさを持っているから怖いんだけど、去年のオルフェーヴルの時とか、ディープインパクトの時とかみたいに何とかこの馬を出し抜こうと何かが引っ張る展開になれば却って展開が向いてしまうだろうから菊で無理矢理嫌おうとするならばスローで逃げ切りとかスローで内に張り付いていた馬あたりを狙わないと・・という感じか。まぁ個人的にはお手上げの部類。


２着　ロードアクレイム
大寒桜賞でトーセンホマレボシと接戦ならば人気がなさすぎたともいうべきか。終始ゴールドシップマークで仕掛けるタイミングも一緒。エンジンのかかりが遅いゴールドシップと同じタイミングで仕掛けて最後はトップスピードの差が出たという感じ。どうやっても１着馬を逆転することは不可能という感じがする。まぁ相手が相手だから仕方ないんだけど、菊花賞で馬券になるのならば同じようにゴールドシップと同じ位置で競馬をして同じ仕掛けをするのがいいのでしょうけどそれではただの着拾い。そんな馬券を獲るぐらいならば外れてもいい。


３着　マウントシャスタ
もうちょっと前かな？と思ったんですがね。もうちょっと上手くさばけていれば２着はあったかもしれませんけどだいぶ外伸びになっていましたし仕方ないですね。力は示せていると思います。
重賞も勝っていないのに皐月賞馬に肉薄したオッズというのはさすがに売れすぎていましたがそれも期待の表れ。これだけ走れればいずれ重賞を勝つでしょうね。


４着　ユウキソルジャー
正直正攻法でここまでやるとは思えませんでした。ここで大きく負けて菊花賞で買おうと思っていたんですけどこれは困りましたね。今年の北海道の２６００ｍ低レベル論を提唱している立場としては苦しいですがこの馬だけは別なのかな・・・（苦しい）
いずれにしろスピード不足には違いはないからこちらも流れてくれる展開にならないと苦しいだろう。どうやってもゴールドシップの上を行くというのは考えにくいな。


７着　ヒストリカル
直線で外に出して一応見せ場というかオッと思わせたけど全く伸びなかったのは距離に敗因を求めてもいいのかもしれません。数字ほど太くなっていないキレそうな体は相変わらず魅力的ですがテンションの高さも相変わらずでは何とも言えませんね。もうちょっと大人になってくれないことには。


９着　カポーティスター
折り合いをつけるも後方２番手。位置取りが絶望的でしたね。まぁこれはスローの展開で切れを生かしたいタイプなのでしょう。


１０着　ベールドインパクト
いい負けっぷりでしたね。仕掛けた時にはゴールドシップよりも手応えはよかったんですけどね。トップスピードの差はわかっていたことですし、あとは距離が伸びて惰性のつく得意の京都でどれだけやれるか。菊花賞のオッズの楽しみがこの馬にはあります。
四位騎手が「ちょっと馬場を気にしていたかな。京都の方がいいからね。」と全く悲観していないのはとても心強いです。


１１着　メイショウカドマツ
思った以上にフミノポールスターが主張したので控える形でしたが後続に脚を使わせる展開で粘るのがこの馬の形ですから単純に力負けとも言えるし単純に速すぎたとも言えるでしょう。
賞金不足で菊花賞には出られないので自己条件へ行くでしょう。人気馬を出し抜くように積極的に引っ張ってこその馬ですから自己条件で大威張りするタイプとも言えないので自己条件で勝ち切れるかどうかは心配でならない。積極的な騎手が乗ってくれるならいいけども。


１４着　ナムラビクター
いくらなんでも負け過ぎなので芝に未練は無くなったでしょう。長距離戦ならば芝でも何とかなるんじゃないか？と思うのは変なことではないと思うので今のうちにやっておいて損はなかったと思います。

09/24 11:02　回顧アクセス：5522