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★傾向分析★
2008年 タイム 1'35"3 (良) 1FAve=11.91 3FAve=35.74
テン34.8-中盤24.3(3F換算36.45)-上がり36.2 『前傾・中弛み』
1着ヴァーミリアン・・・エルコンドルパサー×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔4-d〕 5-3
2着ブルーコンコルド・・・フサイチコンコルド×ブライアンズタイム=ニジンスキー×ロベルト 〔7-c〕 4-3
3着ワイルドワンダー・・・ブライアンズタイム×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔12-b〕 8-7
2009年 タイム 1'34"6 (稍重) 1FAve=11.83 3FAve=35.48
テン35.1-中盤23.7(3F換算35.55)-上がり35.8 『前傾・一貫』
1着サクセスブロッケン・・・シンボリクリスエス×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔4-r〕 2-3
2着カジノドライブ・・・Mineshaft×Deputy Minister=エーピーインディ×ヴァイスリージェント 〔8-f〕 2-2
3着カネヒキリ・・・フジキセキ×Deputy Minister=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔2-s〕 4-4
2010年 タイム 1'34"9 (良) 1FAve=11.86 3FAve=35.59
テン34.8-中盤36.60(3F換算36.60)-上がり35.7 『前傾・中弛み』
1着エスポワールシチー・・・ゴールドアリュール×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔4-m〕 2-2
2着テスタマッタ・・・Tapit×Concern=エーピーインディ×マイナー 〔6-a〕 7-7
3着サクセスブロッケン・・・・シンボリクリスエス×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔4-r〕 5-3
2011年 タイム 1'36"4 (良) 1FAve=12.05 3FAve=36.15
テン35.7-中盤24.4(3F換算36.60)-上がり36.3 『前傾・一貫』
1着トランセンド・・・ワイルドラッシュ×トニービン=ニアークティック×グレイソヴリン 〔A4〕 1-1
2着フリオーソ・・・ブライアンズタイム×Mr. Prospector=ロベルト×ミスプロ 〔4-n〕 12-11
3着バーディバーディ・・・ブライアンズタイム×Seeking the Gold=ロベルト×ミスプロ 〔1-g〕 6-5
2012年 タイム 1’35”4 (良) 1FAve=11.93 3FAve=35.78
テン34.7-中盤24.0(3F換算36.00)-上がり36.7 『前傾』
1着テスタマッタ・・・Tapit×Concern=エーピーインディ×マイナー 〔6-a〕 13-13
2着シルクフォーチュン・・・ゴールドアリュール×Alwuhush=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔4-r〕 15-15
3着ワンダーアキュート・・・カリズマティック×Pleasant Tap=ストームバード×リボー 〔1-a〕 8-8
流れの基本は、テンよりも上がりがかかる『前傾』。
『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
好走馬の多くは、先行・差し位置にて展開することが多く、逃げての好走が至難の業。
血統の傾向は、大系統ターントゥ系(=サンデーサイレンス系・ロベルト系・ヘイロー系)の好走馬が多く、その中でもロベルト系はより好走が多いと感じます。特にブライアンズタイム産駒は相性がよく(=07年2着・08年2着ブルーコンコルドの母父、09年3着シルクシュナイダー、10年1着エスポワールシチー、11年2着フリオーソ・3着バーディバーディなど)、またシンボリクリスエス産駒も好走馬を輩出(=09年1着・10年3着サクセスブロッケン)。
ストームバード系やミスプロ系も好走が多く、ヴァイスリージェント系にも向く傾向にて、締まった流れで踏ん張るようなタイプに向くと考える。
また好走馬は、芝重賞好走馬が多いというのもポイントと思いますが、近年はこの傾向がやや変わりつつあり(=過去にはヴァーミリアン、シーキングザダイヤ、メイショウボーラー、アドマイヤドン、サイレントディール、アグネスデジタル、トゥザヴィクトリーなど、芝重賞好走馬の好走も多かったが09年以降は純粋にダート重賞実績馬が好走中)。ただし芝マイルGⅠ実績ありの種牡馬は要注意だし、また芝長距離GⅠ好走血統も良く好走していて(=エルコンドルパサー、ブライアンズタイム、母父リアルシャダイ、母父トニービンなど)、スピードだけでなくスタミナも必要な総合的なバランスが要るコースと考えます。
牝系の傾向は、No.〔1〕〔4〕〔7〕〔9〕が複数好走馬がいます。
分枝記号では、b・c記号馬の好走が多し。
近年のステップは、前走JCD1着馬が休み明けでも好走(=10年1着エスポワールシチー、11年トランセンド)。JCDは暮れの阪神開催に変わり、そこから約3ヶ月以内という間隔が、休み明けでも不利とならない間隔であること、またJCDで好走できる能力はそのまま評価できることが要因なのではないかと考える。
また川崎記念(=川崎D2100m)好走からの距離短縮での連続好走が多い傾向(=05年・06年:2着→2着シーキングザダイヤ、09年:3着→1着サクセスブロッケン・1着→3着カネヒキリ、10年:3着→2着テスタマッタ、11年:1着→2着フリオーソなど)。
東京大賞典(=大井D2000m)からも好走馬が多く、やはり距離短縮が有効と思われる(=07年1着→2着ブルーコンコルド、08年1着→1着ヴァーミリアン・5着→2着ブルーコンコルド、10年1着→3着サクセスブロッケン、11年3着→3着バーディバーディなど)。
根岸Sからのステップは、好走馬が近年増えてきた傾向(=05年1着メイショウボーラー、07年3着ビッググラス、08年3着ワイルドワンダー、12年1着テスタマッタ・2着シルクフォーチュン)。
前年の好走馬は着順を下げる傾向(=老馬の法則)も当てはまります。リピーターの好走も過去にはありますが、近年連続して好走することが難しいGⅠのようです。
芝からの転戦組は、ダート実績がない馬は上位人気でもあてにならず、基本的に嫌うべきと考えます。
★予想★
フェブラリーSのポイントは、
①流れは『前傾』が基本。
②スタミナ型の中距離馬向き。
③JCD好走馬は、休み明けでも好走可能。好走率高し。
④東京大賞典や川崎記念好走馬も適性高い。JCD、東京大賞典、川崎記念の複数好走馬は軸に最適。
⑤根岸S好走馬は3着候補。
⑥血統は芝長距離GⅠ血統もポイント。
◎ワンダーアキュート・・・カリズマティック×Pleasant Tap=ストームバード×リボー 〔1-a〕
前走川崎記念2着(=川崎D2100m:0.1秒差)。東京Dコースは(1-0-1-0)、D1600m戦は(1-0-1-0)。昨年末からJBC1着(=川崎D2100m)→JCD2着(=阪神D1800m:0.6秒差)→東京大賞典3着(=大井D2000m:0.1秒差)→川崎記念2着とダート中距離路線で活躍している馬で、12年フェブラリーS3着馬でもある。このレースは、JCD、東京大賞典、川崎記念の好走馬が好走が多いレースでもあり、そのレースの複数好走馬は軸として信頼性が高く好走に期待できる。やや詰め甘な点はあるが、それでも能力の裏付けはあるので、素直に信頼し評価し好走に期待する。
カリズマティック産駒はストームバード系で、馬力と持久力を持ち味とする砂の中距離血統。使われながら地道に力をつける叩き上げ型で、格上げ3~4戦目が狙い目。芝もそこそここなすが、適性は明らかにダート。時計のかかる1800~2200mが最適条件。また阪神Dコースは得意。母父Pleasant Tapはリボー系で、芝・ダート兼用の中長距離血統。仕上がりは遅く、条件戦で揉まれながら力をつけ、4歳でオープン入り、5歳で重賞制覇というような成長曲線をたどる。条件戦でくすぶったまま終わる産駒も多いが、大一番では怖い存在で、人気がなければないほど押さえておきたいタイプ。父ストームバード系は近走好走だと連続して好走しやすい特性があり、また母父の成長能力と底力からも7歳でも侮れないと考えて期待する。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋以降は緩やかに成長する。分子記号aは、気性的には素直な産駒が多いが父親よりはスケールが小さくなる傾向。
○ガンジス・・・ネオユニヴァース×Silver Deputy=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔4-m〕
前走根岸S2着(=東京D1400m:0.0秒差)。東京Dコースは(1-3-0-0)、D1600m戦は(0-1-0-0)。根岸S好走馬は、このレースでは近年好走馬が増えてきていて注目のステップ。近走はオープン戦や重賞で歴戦の曲者揃いのダート戦線で安定して好走をしている馬でもあり、東京Dコースでの好走が多い点にも注目して好走に期待して評価する。世代交代が期待できるレベルの高い4歳馬でもあり、好走に期待する。
ネオユニヴァース産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ダービー好走血統。しかし基本的には中山芝コースなど小回りコースでの好走が多く、短い直線をぐいっと抜けてくる器用さが武器。また内枠で我慢できるのも、ネオユニヴァース産駒の強み。また鋭い瞬発力を繰り出すタイプには能力の高い馬が多く、速い上がりを使えるタイプには大物が多い。代表産駒ヴィクトワールピサがドバイWC1着好走ということもあり、オールウェザー馬場に適性がある=ややダート寄りのパワー型という適性を意味し、ダート向きのタイプも多い。母父Silver Deputyはヴァイスリージェント系で、鮮度と勢いが好走に非常に重要なポイントとなる。勢いがある時には連勝も多く、上昇馬はクラスの壁を突き抜けて短期間にまとめて稼ぐ特性を持つ。芝もダートも走れる兼用型だが、同系のフレンチデピュティと比べるとやや距離適性は短めだが、得意コースが決まっている産駒も多い。若いうちは芝をこなしても、歳とともにダートへ傾倒する。芝→ダート変わりは要注意。現在の安定した好走は、この母父の特性に起因したものであると思われ、今回の好走にも期待する特性でもある。
No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに3歳秋から古馬にかけて成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号mは、勝ち上がり率は高いが、能力の壁にぶつかると乗り越えることが少ないタイプ。ただし自身が強ければとことん強い可能性は十分(=テイエムオペラオーやカワカミプリンセスなどが分子記号mで、連続好走中の上昇期は逆らうのは痛い目をみることが多い)。
▲イジゲン・・・Empire Maker×Dixieland Band=ミスプロ×ノーザンダンサー 〔22-d〕
前走JCD15着(=阪神D1800m:2.6秒差)。東京Dコースは(2-0-0-0)、D1600m戦は(2-0-0-0)。ゲートに難ありにて発馬に不安は残るが、スムーズにスタートできた場合には能力的には十分突き抜ける可能性はあると考えて期待する。また関西圏では崩れるが、関東圏では(5-0-2-0)と崩れていない点にも期待して、評価する。
Empire Maker産駒はミスプロ系で、先行力があり、なおかつ溜めても良い脚を使えるタイプ。ミスプロ系の中では底力を持っていて、中距離レースに向く。ダート、オールウェザー、芝と馬場は問わず万能型。急激に強くなることはないが、ジワっと成長する。母父Dixieland Bandはノーザンダンサー系で、スタミナはもとよりパワーもあり、力のいる馬場を先行させたら強い。差す展開では取りこぼしは多々あるが、ローカルD1700mよりも中央のD1800mや大井に向く。2歳よりは3歳、3歳よりも古馬と成長力はある。
No.〔22〕の牝系は、タフでスピードとスタミナに優れた牝系。スローの瞬発力勝負は苦手だが、急坂コースの持久力勝負に向く。消耗戦を前々にて踏ん張るタイプが多く、ペースが上がる締まった流れは得意。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持ち、特にトライアルレースなど前哨戦快勝→GⅠは必殺のローテーションとなる。
△テスタマッタ・・・Tapit×Concern=ボールドルーラー×マイナー 〔6-a〕
前走根岸S6着(=東京D1400m:0.3秒差)。東京Dコースは(2-1-1-3)、D1600m戦は(1-1-0-2)。12年フェブラリーS1着馬で、10年にもフェブラリーS2着好走実績がある馬。近走成績では衰えがあるようにも思えるが、地方競馬よりも中央競馬で好走が多い馬にて、前走根岸S6着は休み明けで59㎏を背負っての内容と考えるならば、叩き2戦目で前進が可能と考えて期待する。それでも連覇の難しいレースでもあるので、連下候補と考えて評価する。
Tapit産駒は、シアトルスルーにつながるボールドルーラー系で、芝・ダート兼用タイプの仕上がりの早いマイル~中距離型の血統。2歳から走るが、この父系は3~4歳時が旬で、芝・ダートとも中距離が最適で、本質は小回りを流れ込む競馬が合う。母父Concernはマイナー系で、ブロードブラッシュにつながる。ブロードブラッシュ産駒にはフェブラリーSで好走したノボトゥルーもいて、この系統は高齢になってもしぶといタイプ。異系血統にて、肉体的にも精神的にも健康さを伝える。
No.〔6〕の牝系は、直線の長いコース向きで、ハイペースの消耗戦に強い牝系。厳冬期や真夏などシーズンオフに強い特性をもつ。成長能力は早い時期から走るのだが、詰め甘にて人気を背負うと脆い傾向がある。3歳クラシックでは脇役の方が良い仕事をし、古馬になり本格化する。分枝記号aは、気性的には素直な産駒が多いが父親よりはスケールが小さくなる傾向。
他に気になる馬としては、カレンブラックヒル。
カレンブラックヒル・・・ダイワメジャー×Grindstone=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔25〕
前走天皇賞秋5着(=東京芝2000m:0.4秒差)。東京Dコースは初で、D1600m戦も初。今回は約3か月半の休み明けとなる点、初のダート戦と不安な要素がある中での1番人気。過去初ダートにもかかわらず人気になって沈んだ馬は多数いるし(=00年1番人気キングヘイロー13着、10年3番人気レッドスパーダ12着・4番人気リーチザクラウン10着、12年6番人気グランプリボス12着など)、その馬で痛い目にあった経験からも強くは推せないと考えて評価は下げています。しいて言うなれば12年NHKマイルC1着馬なので、NHKマイルC好走馬が後にダート重賞で好走することもある点では注意が必要だが(=00年1着馬イーグルカフェ→02年JCD1着・03年フェブラリーS3着、01年1着馬クロフネ→01年JCD1着、04年3着馬メイショウボーラー→05年フェブラリーS1着など)、近年ではダート重賞では好走馬が少なくなっているので、この傾向通りに軽視したいと考えます。
ダイワメジャー産駒はサンデーサイレンス系で、力強いスピードを持ち、芝1600~2000mを得意とするマイラーや中距離型。フジキセキに近いイメージで、自身がダートを圧勝した実績もあるのでダートの得意な馬力型のタイプと、芝で鋭く斬れる脚を使うタイプと存在するはず。ダイワメジャー自身が中山芝コースで好走が多かったように、また古馬で本格化するまでは直線の長い東京芝コースや京都芝コースなどで最後につかまるレースが多かったことからも、キレよりもスピードの持続性能を活かしたレースに向くと考えますが、現時点での完成度は高い。おそらく古馬になり本格化すると鋭く斬れる脚も使えるようになると思います(=父母父ノーザンテーストの成長能力で引き出される感じと思います)。事実、直線の短い中山・阪神芝コースでは1着も多いが、東京・京都芝コースになると勝ちきれずに2・3着になることが多いが、本馬は東京芝コースでも好走が多く、割引の必要が少ない馬で、先行して2枚腰でしぶとく脚を使うタイプ。母父Grindstoneはミスプロ系で、芝・ダート兼用の中長距離血統。2歳夏からいきなり走るタイプではないが、マイル・中距離戦の始まる時期には走り始め、3歳~4歳時が成長曲線の山となる。脚を溜めて直線勝負に賭けると弾けるアンブライドルド系ではある。
No.〔25〕の牝系は、活躍馬が近年では本馬だけで、やや衰退気味の牝系。特性は不明。分枝記号なしにて、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。 02/17 10:59
軍神マルス
予想歴15年 回収率137% | 過去のレースからラップ・血統・ステップなどの傾向を考えて、好走しそうな馬を狙い撃つ!! 総拍手獲得数:3788 | |
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