勝ったのはフェノーメノ。
道中は中団馬群で我慢させての競馬。勝負所から押して行って、直線は馬場の4分処。全く不利もロスもない競馬で、その分だけ最後残ったのだろう。相対的に鞍上の好プレーが光った。上積みがありそうな次走は…というところだが、このまま休養っぽい雰囲気があって。

2着はウインバリアシオン。
後方の外目を追走。4Cから外を回って上がっていく。4Cでも外を回る競馬で、直線はフェノーメノの外。一度は差せそうな感じの脚勢はあったが、前捉えるところアグレッシヴさがない。戦績通り、そういう馬なのだろう。とにかく戦前からこの馬の流れにならなかった。それに京都に今まで未勝利というのも、このコースと合わない何かがあるのだろう。宝塚記念を岩田で巻き返し。

3着はホッコーブレーヴ。前半行きたがるような場面もあったが、許容範囲。4C、直線ではスムースに前が空かなかったが、ゴール前では猛追。内にややモタれるのを矯正しながら伸びてきた。勢いが付いてからの脚には見どころがある。際どい3着。同じ父のシルクフェイマスはこの後、宝塚記念でも奮闘したが、この馬も可能性がありそうで。

4着はキズナ。道中の運びはこの馬らしいレース。勝負所もウインバリアシオンを追いかけて上がってきた。残り200mの地点ではかなり厳しい差があったが、よく差を詰めた。それでもホッコーブレーヴに伸び負けしては…。故障の影響は正直分からないが、結果的には母父の血が出たところか。

5着のタニノエポレットは、今日もイン差し。このところ、うちに入れても全く昼間くなったし、それが万葉S、大阪ハンブルグCの勝利につながっている。混戦になるとこういう競馬出きるのは強み。7歳にして充実期。

鞍上をして、体調が戻りきっていないと言ったフェノーメノが1着。ロスがあったホッコーブレーヴが3着。その程度のレベルのレースだったのだろう。メンバーが揃った割には残念な結果に。

05/07 19:48　回顧アクセス：1581