漠然とではあるが、２歳から３歳にかけて結構骨っぽい面々と対戦していたこともあり、◎をマルカベストにしていたのだが、
結果的にも適性や状態にはあまり関係なく、能力または相手関係だけで楽勝したようなレース内容だった。また、開催後半で馬場が荒れていたが、それゆえ適度に馬群がばらける傾向にあったのも、揉まれなかったという点ではこの馬にはむしろ良かったかもしれない。

　とはいえ、長期休養明けにも関わらず、自ら時計を詰めての完勝。昇級でもすぐに通用しそうな気配がある。ただ、本質的にはスプリンターとはちょっと思えないので、次走マイル以上の距離延長を条件に出走してきた場合のほうに妙味あり。そのほうが馬券的なマークもきっと薄くなるであろうし。

　もう１頭、忘れておきたくないのが、今回は人気を大きく裏切ったユウタージパング。開幕週＆内枠＝激走、最終週＆外枠＝凡走なのだから、同じ競馬場での競走でも、今回はこの馬にとっていかに条件が悪かったことか想像は難くない。器用さはあるので、小回り平坦の芝1400くらいまでで、ロスのない競馬で立ち回れると、前走のような激走の再現も。条件が変わればまだ見直しがきく馬だろう。

03/03 23:10　回顧アクセス：2423