|
★傾向分析★
2009年 タイム 1'49"7 (良) 1FAve=12.19 3FAve=36.57
テン36.2-中盤38.1-上がり35.4 『加速・中弛み』
1着サンディエゴシチー・・・マンハッタンカフェ×Rahy=サンデーサイレンス×レッドゴッド 〔1〕 5-5
2着モズ・・・スペシャルウィーク×Storm Boot=サンデーサイレンス×ストームバード 〔10-a〕 1-1
3着アーバンウイナー・・・タヤスツヨシ×トウショウボーイ=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔10〕 13-8
2010年 タイム 1'49"8 (良) 1FAve=12.20 3FAve=36.60
テン36.1-中盤37.2-上がり36.5 『一貫・中弛み』
1着オールアズワン・・・ネオユニヴァース×ナリタブライアン=サンデーサイレンス×ロベルト 〔13-a〕 6-4
2着アヴェンチュラ・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 〔1-p〕 8-7
3着アドマイヤセプター・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔8-f〕 8-5
2011年 タイム 1’50”8 (稍重) 1FAve=12.31 3FAve=36.93
テン36.4-中盤37.8-上がり36.6 『中弛み』
1着グランデッツア・・・アグネスタキオン×Marju=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔9-f〕 3-2
2着ゴールドシップ・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔16-h〕 12-10
3着マイネルロブスト・・・ゼンノエルシド×メジロライアン=ニジンスキー×ノーザンテースト 〔3-l〕 9-4
2012年 タイム 1’48”5 (良) 1FAve=12.06 3FAve=36.17
テン36.3-中盤37.3-上がり34.9 『加速・中弛み』
1着コディーノ・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔4-d〕 4-4
2着ラウンドワールド・・・ディープインパクト×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔1-t〕 10-5
3着エデンロック・・・フレンチデピュティ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔22〕 10-9
2013年 →札幌芝1800mで代替のため参考外
流れは、『加速』『一貫』『前傾』『中弛み』と様々で、複合ラップになることも多いが、連対している馬の位置取りは、逃げ・先行が多く、なるべくは4コーナ5番手以内が望ましい。このあたりは「ローカルコースの鉄則」が当てはまるものと思われる。
血統の傾向は、近年スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多い傾向(=マンハッタンカフェ、ネオユニヴァース、スペシャルウィーク、ステイゴールドなど)。
洋芝の札幌芝コースということもありスタミナが必要となるのだが、その上でしっかりとした末脚を繰り出すタイプ(=札幌芝コースで34秒台の末脚)が好走しやすいように思います。
牝系の傾向は、No.〔1〕〔4〕〔7〕〔10〕〔13〕などが好走馬が多く、比較的早い時期から好走することの多い牝系が能力を発揮しやすいと思われます。
ステップの傾向は、前走クローバー賞・コスモス賞組は、好走馬なら好走が可能。
近年は、芝1800mの新馬戦や未勝利戦を勝ち上がってきた馬の好走が多く、軸に据えるのはこのタイプが妥当と思われます。
★予想★
札幌2歳Sのポイントは、
①流れは様々だが、「ローカルコースの鉄則」は活きやすく、4コーナー5番手以内に位置しそうな馬を中心に。
②スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多い。母父サンデーサイレンスも要注意。
③No.〔1〕〔4〕の牝系は好走馬が多く、特注。
④クローバー賞・コスモス賞好走馬は軸として信頼性が高い。特にコスモス賞1’52”0よりも速いタイムなら堅軸になる。
⑤新馬戦・未勝利戦好走馬なら、札幌芝1800mのタイムは1’52”0よりも速いタイムの馬なら狙える。
◎マイネルサクセサー・・・ブライアンズタイム×Jade Robbery=ロベルト×ミスプロ 〔A29〕
前走コスモス賞1着(=札幌芝1800m)。札幌芝コースは(1-0-0-0)、芝1800m戦は(2-0-1-0)。札幌2歳Sでは、コスモス賞好走馬は好走が多く、軸としての信頼性は高く、またその時のタイムが1’52”0よりも速い場合はさらに期待値が高く、堅軸となるので好走に期待して評価する。やや外枠ではあるが、先行できる馬でもあり、「ローカルコースの鉄則」からも好走が期待できる馬と考える。
ブライアンズタイム産駒はロベルト系で、スタミナ豊富な持久力血統で、タフな展開に強く、ペースの緩まない流れで本領を発揮する。強い相手や厳しい展開こそ秘めた能力が発揮され、間隔を詰めたローテーションやマイルの忙しい競馬をはさむなど、スパルタ的な刺激で調子を上げる。母父Jade Robberyはミスプロ系で、ズブめのダート血統。忙しい流れより、ゆったり追走が向き、2歳時は早さを見せても、年齢を重ねるほどスプリント色は薄れてゆき、中距離型が多くなる。湿ったダートに強く、芝の重も得意。しかし、勝負根性には欠け、厳しい展開になるとヘタレてしまう淡白さが弱点。だが時には芝でも重賞級も出現し、気を吐く。
No.〔A29〕の牝系は、米国のファミリーで、高速決着は得意だが、メリハリある流れが苦手。体力はあり、シーズンオフは得意な牝系。
○スワーブジョージ・・・ハービンジャー×サンデーサイレンス=ダンチヒ×サンデーサイレンス 〔9-f〕
前走新馬戦1着(=函館芝1800m)。札幌芝コースは初で、芝1800m戦は(1-0-0-0)。
ハービンジャー産駒はダンチヒ系で、今年の産駒が初年度産駒。まだ傾向は読めないが、中距離前後を得意とし、とことん強いか、洋芝2600mを仕事場にするジリな産駒に分かれそうな予感。ディンヒルを経由しているため、きっかけを掴むと急激に成長し、一気に頂点まで上り詰める産駒も出ると思われるが、頻度は少ない。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門で、広いコース変わりはプラス要因。3歳秋以降は本格化が始まり、堅実に走るタイプとなるが、人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
▲フォワードカフェ・・・マンハッタンカフェ×Storm Boot=サンデーサイレンス×ストームバード 〔10-a〕
前走新馬戦1着(=福島芝1800m)。札幌芝コースは初で、芝1800m戦は(1-0-0-0)。
マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが素軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で、前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。また道悪の成績が良く、パンパンの良馬場よりも多少時計の掛かる馬場向き。丈夫さが取り柄で、詰まったローテーションや高齢馬が穴をあける。母父Storm Bootはストームバード系で、仕上がりが早い、芝・ダート兼用のマイラー血統。斬れと底力のプリンスキロのクロスを持っているが、GⅠだと手を出すのはためらわれるが、オープン特別なら狙っていける。3歳春以降は、特に芝はローカルが活躍の場となる。
No.〔10〕の牝系は、スピードの持続性能に優れた牝系。短距離だとペースの弛まない淡々としたペースに向く。または長距離と距離適性は幅広いが極端。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。
△アドマイヤガスト・・・チチカステナンゴ×Silver Hawk=グレイソヴリン×ロベルト 〔3-n〕
前走新馬戦1着(=札幌芝1800m)。札幌芝コースは(1-0-0-0)、芝1800m戦は(1-0-0-0)。
チチカステナンゴ産駒はグレイソヴリン系で、いつ大物を出しても不思議はないが、ムチを入れたくなるようなズブい馬が目につく、ステイヤー血統。軽さのないジャングルポケット産駒といったイメージ。このようなステイヤー血統は、軌道に乗ればポンポンと行くが、それを待ちながら、本格化前はタフな持久戦や距離延長の時に好走が多い。母父Silver Hawkはロベルト系で、1800m&2200m&2500mの半端な距離を得意とし、堅実に走るも詰めの甘さのある芝向き中長距離血統。母父としてはマイルGⅠ勝ち馬(=ブラックホーク、ピンクカメオなど)を出しているが、やはり半端な距離が得意で、さらに配合種牡馬を尊重しながら、惜敗癖は抜けきらない。
No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富で、東京コースなど広いコースでの好走が多い牝系でもある。スタミナは豊富。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。また短距離向きの馬が多く、中距離馬は洋芝開催向き。 09/06 07:23
軍神マルス
予想歴16年 回収率137% | 過去のレースからラップ・血統・ステップなどの傾向を考えて、好走しそうな馬を狙い撃つ!! 総拍手獲得数:3788 | |
|