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馬場は今週土曜を見ると内も普通に戻してきている印象で、あまり意識しすぎない方が良さそう。天気を見ても恐らく土曜とほぼ傾向的には近いだろう。
展開予想だがマイネルミラノの逃げはもう確定的とみて良いだろう。それに対抗できそうなのも少なくて、せいぜい内からラングレー、ステラウインドが行ければいく、ロジチャリスもじわっとは出してくると思うがハナはないだろうから2列目の外あたりから或いはマイネルから少し離れて番手まで押し上げるか。外から先行できる馬は皆無だが、ルージュバックあたりは枠も枠なのである程度出てくる可能性はある。東京1800なので最序盤はそれなりにペースも上がる意識が強いと思うが、それでもU字で上がり切らずにという形になる可能性は高いだろう。このメンバー構成で良、流れれば45秒半ばはまず確実に出てくる、流石にかなりの高速状態からは脱却しているが、それでも45秒フラットと想定すれば平均で47-11.5-46.5でも1:45.0ぐらいになるので、ハイペースまで行くとなると入りが46秒ぐらいは必要になってくる。上がり切る可能性は低く、平均ペースで縦長から仕掛けもある程度早いという形だろう。離れた逃げ馬、番手馬は恐らく仕掛けを待てると思うが、好位列以降で実質的に明確なスローで進めている馬たちは3~4角での立ち回りは結構重要になると思う。いずれにせよ後ろからは高いTS持続力は必須、そのうえで時計勝負に対応できるように基礎スピードの幅をある程度見せていないと苦しいかなと。マイネルが逃げるとしてもそこまで突ける馬がいないのでどこかで緩む、47-12-46.5ぐらいをイメージしておきたい。
◎マイネルミラノは正直▲馬とどちらを本命にしようかどうかちょっと悩んだが、まあ丹内から大知に替わるのはこの馬にとってはプラスだと思っているし、馬場も土曜を見る限り前が残らないというわけでもない。そして距離に関しては1800の方が合っているというのもある。ブログ的にも中心的に取り上げている馬だし、ずっと東京1800でと言ってきていた馬なので責任をもって本命に。特にこの馬の場合印象的に残っているのは昨年のモンゴル大統領賞で、東京1800の中で47.1-46.5と平均ペースも11.8 - 11.1 - 11.4 - 11.3 - 11.7 - 12.1とL5最速戦でコーナーで速いラップを踏む形になっている。まあこれは逃げたフェスティブタローの早仕掛けではあるんだが、これを離れた好位の外外から追走せざるを得なくなったし、ロスを作りながら早仕掛けの流れでそれでも直線で一伸びをしていた。坂の上りでちょっとふらついていたのは気になったがそれでもL1まで結構踏ん張って際どく2着争いに加わってきている。結構長く脚を使ってきたように個人的には2000より1800の方が良いと思っている。そのうえで、前走の新潟大賞典と2着だった昨年の新潟記念の違いがあり、新潟記念は中盤息を入れて12.3 - 12.0 - 11.6 - 10.5 - 13.0としっかりと直線勝負に持ち込めた。逆に新潟大賞典は12.2 - 11.9 - 11.6 - 11.5 - 10.8 - 12.5と3~4角で加速していきながら直線に入ってきたという違いもあって、早い段階で後続が勢いをつけられたという面が強い。本来ギアチェンジの性能が高い馬なので道中で息を入れて入りたいんだが、前半をゆったり入ったこともあって後続が早めに仕掛ける形になった分、早い段階で捕まってしまった。1800m戦では多少厳しい流れになっても大丈夫なのは自分の競馬に持ち込めずロスが多くなりながらも際どく踏ん張ったモンゴル大統領賞で証明できているし、エプソムCのサトノ、フルーキーとの比較で見てもかなり頑張っている。このメンバー構成で自分の競馬に持ち込めれば普通に勝ち負けできると思う。トップスピード戦の方が合っている馬なので、この条件で今度こそ。とにかくオーバーペースと序盤からのドスローだけは避けてもらいたい。前半はある程度引き上げて中盤で息を入れる。そういう形で後続の仕掛けを待つ立場になれば面白い。
〇ロジチャリスは基礎スピードの幅を持ちながらしっかりと加速、ギアチェンジできる馬。前走メイSでは47.1-46.3とややスロー、11.5 - 11.7 - 11.2 - 11.3 - 12.0のラップ推移を見てもわかるようにL3最速戦でTS持続。この流れの中で好位の外から勝ちに行く形でL2の坂で堂々と先頭列に並びかけ、L1まで突き抜けている。最後までレアリスタに決定的に差を詰めさせていないし、能力的に見ても時計的に見ても通用して良い。基礎スピード面はマイルだと4走前の節分Sで完敗を喫しているが相手はマジックタイムだし、ダービー卿がハイレベルだったことはロゴやサトノアラジンというところからも明らか。その中で戦えていて、前走で距離延長で良さを出してきた。ギアチェンジは2走前の春興Sで12.1 - 11.9 - 11.2 - 11.3とL1でグンと来ていてこの馬自身は坂加速で突き抜けた形。この辺からも府中適性は高いと思うし、前走も坂の上りでグンと来た。TS持続も高いレベルで素直に対抗に。
▲エキストラエンド
この馬は正直今の段階ではかなり人気を落としているなと。二桁人気とは思わなかったが、まあ直前でどうなるかは分からん。いずれにせよ、この馬の場合マイルを主戦場としていたが、その中でも近走はスローからのTS持続戦で良さが出ている。特に3走前で、東京芝1800m戦、48.4-45.7とかなりのスロー、12.4 - 12.2 - 11.2 - 11.0 - 11.3のラップ推移で3F勝負の中、2列目のポケットから我慢しながら直線で逃げ馬の直後からしぶとく伸びてL2の坂で2番手に上がり、L1まで踏ん張っての2着。これまでは後ろから進める馬だったのが、近走はポジションを取れるようになってきた。とはいえ本質的に前半は無理をしたくない馬ではあったので、その辺りも1800への延長というのは大きなプラスになるかなと。前走はその点でも46.2-46.4と厳しい流れの中で先行策を取って脚を使わされた形だとみている。TS持続型、序盤無理をしたくない、1800で逃げ馬以外はこれと言っていない中でこの枠でこの騎手ならある程度主張してくれそう。離れた2,3列目の内内で上手く立ち回れればそこからのTS持続力が活きてくる可能性は高いなと。この人気は正直舐め過ぎで、フルーキーやルージュバックあたりが外枠でも人気してしまうメンバー構成でしかないわけで、これまでの実績を考えても相手関係を考えても素直に評価したい。 06/12 13:05
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