2010年 タイム 2'12"8 (良) 1FAve=12.07 3FAve=36.22
ラップ
①12.4-②11.1-③12.4-④11.6-⑤12.4-⑥13.3-⑦12.8-⑧12.1-⑨11.7-⑩11.5-⑪11.5
1FAveとの誤差
①+0.3 ②-1.0 ③+0.3 ④-0.5 ⑤+0.3 ⑥+1.2 ⑦+0.7 ⑧±0 ⑨-0.4 ⑩-0.6 ⑪-0.6
テン35.9-中盤62.2(3F換算37.32)-上がり34.7 『加速・中弛み』
『加速』・・・逃げ◎ 先行○ 差し△ 追込×
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○
1着ゲシュタルト・・・マンハッタンカフェ×エンドスウィープ=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔13-e〕 5-5
2着コスモファントム・・・Stephen Got Even×Paris House=ボールドルーラー×ナスルーラ 〔19〕 3-2
3着レーヴドリアン・・・・スペシャルウィーク×Hingest Honor=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔1-p〕 13-13
流れはテン-上がりのラップ差から『加速』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。この流れは近年では多い流れで、タイムは近5年では速いタイム。展開的には逃げが最も恵まれ、次いで先行、差し・追込には厳しい流れと考える。
1着ゲシュタルトは、前走皐月賞7着(=中山芝2000m:0.5秒差)からの好走。ステップ的には皐月賞5着前後の馬は好走しやすく(=04年5着→3着ミスティックエイジ、05年5着→3着アドマイヤフジ、09年5着→1着ベストメンバーなど)、皐月賞でダービーの優先出走権を取れなかったが実力はあるのでここで好走できるのでは?と考える。またその好走した3頭に言えることは皐月賞までの重賞やオープン戦で阪神芝2000m戦のラジオNIKKEI杯2歳Sや若葉Sで好走していたこと。ここまでのトライアルでも好走している実績も重要なのだと考える(=ゲシュタルトは阪神芝2000m実績はなかったが、スプリングS2着好走の重賞実績ありで、出走馬の中では皐月賞最先着馬でした)。
マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが素軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。淀みない流れを踏ん張るか、前半に脚を溜めてロングスパートで持久力を活かすタイプが、距離延長で好走するパターンが多い。母父エンドスウィープはミスプロ系だが、芝向きのマイル~中距離型で厳しい持続型の流れで強さを発揮する。
No.〔13〕の牝系は、距離が延びて本領発揮型で、キャリアを積み上げながらクラスの壁を越えていくタイプ。分枝記号eは、上がりのかかる消耗戦的な流れに強い特性がある。展開的には恵まれた分はあるが、0.2秒差をつけての好走は評価したい。ダービー3着候補の一頭と考える。
2着コスモファントムは、前走ラジオNIKKEI杯2歳S2着(=阪神芝2000m:0.0秒差)からの休み明けでの好走。改めてラジオNIKKEI杯2歳Sは世代ではハイレベルな重賞と認識する。1着馬は皐月賞馬ヴィクトワールピサ、3着馬はNHKマイルC1着馬ダノンシャンティ、4着馬は皐月賞2着ヒルノダムール、5着馬は京成杯2着馬アドマイヤテンクウと重賞好走馬ばかり。このことから本馬の能力も高く評価すべきと考えるが...。
Stephen Got Even産駒はエーピーインディ系のボールドルーラー系で、瞬発力を活かした一瞬のキレよりも、小回りを先行して粘りこむ競馬が合う中距離型。クラシックの前哨戦を制して、本番でこけるのがエーピーインディ系の特徴。前哨戦の好走や圧勝が当てにならないトライアル型の特性を持つ。母父Paris Houseはナスルーラ系で、スタミナよりスピード色が濃くなったタイプ。真面目なサラリーマンタイプの性格で、人気どおりにコツコツ走るタイプ。父系の特性からはダービーでは当てに出来ないと考えられ、またダービーはサンデーサイレンス系の好走が多いのも事実。非サンデー系配合馬の本馬を高く評価は出来ないと考える。
No.〔19〕の牝系は、淡々と流れる厳しい流れにに強いタフな牝系。分枝記号なしは、産駒ごとに得手・不得手はあるものの平均的に能力を発揮するタイプで、やや晩成傾向。母系からもダービーでの好走がないわけではないが(=No.〔19〕の牝系からは、05年にインティライミが2着好走)、中距離やマイルの速い流れで適性を発揮しやすいタイプが多い牝系なので距離延長や中弛みの瞬発力勝負になりやすい東京芝2400mでは買いにくい牝系と考える。
3着レーヴドリアンは、前走皐月賞9着(=中山芝2000m:0.6秒差)からの好走。前走皐月賞では今回1着好走したゲシュタルトとは0.1秒差で、着順ほど負けていたわけではなく反撃を期待して評価していましたが結果3着。不利な流れの中惜しくも3着(=2着コスモファントムとはハナ差負け)で、内容的には評価したい。
スペシャルウィーク産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、本来はエンジンの掛かりが悪く末脚が不発に終わることも多いのが産駒の特徴なのだが、本馬は34秒台の末脚を連発していて性能の良いエンジンを積んでいる様子。母父Highest Honorはグレイソヴリン系で、狂気のゼダーン系へと遡る。2歳から走るタイプもいれば古馬にて強くなるタイプもいて様々だが、確実なのは芝向きで厳しい流れで真価を発揮するタイプ。母レーヴドスカーの産駒は07年阪神JF2着のレーヴダムールや09年青葉賞1着アプレザンレーヴと早い時期から重賞好走が可能なタイプと考える。きさらぎ賞好走馬は、今後の活躍に期待できる馬が過去の傾向から多いが、ダービーや菊花賞での好走が多くスタミナは豊富なタイプが好走しやすい。今回は上がり最速33秒9で、ダービーでの巻き返しは可能と考えてこちらも3着候補の一頭と評価する。
No.〔1〕の牝系は、クラシック春シーズンによく成長・充実し好走する、仕上がりが早く完成度の高い牝系。このレースとは相性の良い牝系でもある。ただここで反省したいのはNo.〔1〕の牝系は確かに好走は多いのだが、2・3着になりやすい傾向があること(=近年での№.〔1〕の牝系の好走馬は、05年3着アドマイヤフジ、06年3着マイネルポライト、07年2着ローズプレステージ、08年3着マイネルローゼン、09年3着ロードロックスターなど)。来年はこの点には注意したいと反省します。
分枝記号pは、時計のかかる馬場に強く、急坂も苦にせず安定性はある。ただしここ一番の大舞台に弱いところはあるので、伏兵の立場なら狙いたい。この特性からダービーでの一発に期待する。
→次走狙い馬:レーヴドリアン,ゲシュタルト
→次走危険馬:コスモファントム