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天気予報では、レース当日は晴れる予報にはなっている。しかしなが、近年のデータを取るにも、道悪開催が続き良馬場のデータが取れない有り様。
そこで、2019年以前の良馬場開催を調べ、とりあえず良馬場前提で話を進めてみたい。
今週からBコース開催で、内目の荒れた部分がカバーされる。先週とは違ったトラックバイアスになるはずなので、その点にも注意だ。
下記は開催年と勝ち時計、前半→後半のレースラップ、逃げた馬、1着馬とその位置取り及び前半→後半のラップと血統となっている。
2019年
1.07.3 33.2→34.1 モズスーパーフレア
1着 ミスターメロディ 4→5 33.7→33.6
父スキャットダディ
母父デピュティミニスター
2018年
1.08.5 33.3→35.2 ダイアナヘイロー
1着 ファインニードル 6→6 34.0→34.5
父アドマイヤムーン
母父マークオブエスティーム
2016年
1.06.7 32.7→34.0 ローレルベローチェ
1着 ビッグアーサー 4→4 33.3→33.4
父サクラバクシンオー
母父キングマンボ
2013年
1.08.1 34.3→33.8 ハクサンムーン
1着 ロードカナロア 9→7 34.9→33.2
父キングカメハメハ
母父ストームキャット
2012年
1.10.3 34.5→35.8 エーシンダックマン
1着 カレンチャン 2→2 34.8→35.5
父クロフネ
母父トニービン
2016〜2019年の勝馬はほぼ前後フラットなペース配分を刻んでいた。2013年は後傾ラップ、2012年は逆に前傾ラップとなっている。
前傾ラップだった2012年は、流石に底力が問われトニービン✕マルゼンスキーという重苦しい血を母に持つカレンチャンの血統背景がモノを言った。
そして、そうでなかった2013〜2019年の共通点として、ミスタープロスペクターの血を保有している事が挙げられる。中京には急坂があるが、オーバーペースにならない限り平坦コース向きのスピードが有利に働いているイメージだ。
今年の面子を見てみると、ハナに拘る馬の存在は見当たらない。そして、これまでの中京のスプリントレースを振り返ると、逃げ馬がオーバーペースで飛ばしては、消耗戦になりヨーロッパ色の強い差し馬が雪崩込んでいるイメージが強い。それ故に逆にペースが落ち着きそうな感じがする。そんな事からもミスタープロスペクターの血には注目してみたい。
2018年の勝馬ファインニードルの母父、2016年の勝馬ビッグアーサーの父と母父、2013年の勝馬の勝馬自身からピンと浮かんだ1頭がいる。それがコレ。
◎サトノレーヴ
(血統)
父ロードカナロア
母父サクラバクシンオー
(オプション)
海外帰り、多頭数内枠。
父はミスタープロスペクター系で同レースの勝馬でもあるロードカナロア、母父はビッグアーサーを輩出したサクラバクシンオー。そして何より、「ロードカナロア✕サクラバクシンオー」は同レースでは最も激アツな配合となっている。2023年の勝馬ファストフォース(12番人気)、2022の3着馬キルロード(17番人気)と爆穴馬を連発させた。
母母父がミルリーフ系で、ファインニードルの母父にも盛り込まれている系統だ。最後のひと踏ん張りにも期待が持てる。
前走の香港スプリントでは、8連勝と乗りに乗るカーインライジングと差の無い競馬を繰り広げたように。力量的にも折り紙付き。
○エイシンフェンサー
(血統)
父ファインニードル
母父エイシンサンディ
(オプション)
多頭数、「G3→G1」格上げ、生涯初G1。
父は2018年の覇者ファインニードル。父も古馬になって実力を上げたように、物理的な側面や成長的な部分で父の影響を受けたのであろう。
連勝だけでなく、前走の圧勝振りからも精神的な高揚感を感じる事ができる。鮮度のあるタイミングだけに、フェブラリーSのコスタノヴァと同じ状況と捉えたい。
▲ビッグシーザー
(血統)
父ビッグアーサー
母父テイルオブエカティ
(オプション)
多頭数内枠、「G3→G1」格上げ
「サクラバクシンオー+キングマンボ+ストームキャット」と、激アツ配合に酷似した組み合わせを持つ。さらに母方にはシーキングザゴールドの血を有し、血統因子的にはキルロードに近い。
叩き良化型の精神力依存タイプで休み明け疑問も、「格上げステップ+内枠」と環境は整った。昨年は雨天の中での内枠、終始馬場の悪い所に押し込められた感が強かっただけに、改めてリベンジに期待してみたい。 03/29 07:05
夏影 
予想歴42年 回収率% | 予想のベースになっているのは、今井雅宏氏考案の『Mの法則』。 総拍手獲得数:1267 | |
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