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新着予想>ヴィクトリアM2012結果回顧一覧

東京11R ヴィクトリアM 2012年5月13日(日)
芝1600 4歳上GI 晴良 平均レースレベル3.3

87654321枠番
181716151413121110987654321馬番






























































































































馬名



牝5 牝5牝4 牝4 牝4 牝6牝4 牝5 牝6 牝6 牝4 牝5 牝5 牝5 牝4 牝4 牝5牝4性齢
55 5555 55 55 5555 55 55 55 55 55 55 55 55 55 5555斤量




























騎手
単勝オッズ 単勝オッズ単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ 単勝オッズ単勝オッズ人気
結果着順 結果着順結果着順 結果着順 結果着順 結果着順結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順 結果着順結果着順着順
軍神マルス
かーる
BC爺
KUROS
SKTOM
クライスト
pipop
カタストロ
  <予想家の色:馬場型 展開型 血統型 騎手型 パドック型 調教型> <背景濃色=自信度S・A>

タイム 1:32.4 4F 46.0 3F 34.2
単勝12番720円(4人気)
複勝12番220円(3人気)16番400円(7人気)1番240円(4人気)

競馬予想型   軍神マルス東前頭一枚目 予想歴14年 回収率137% ヴィクトリアM 安田記念に向けて①
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5911PV

2012年 タイム 1’32”4 (良) 1FAve=11.55 3FAve=34.65

ラップ
①12.2-②10.9-③11.3-④12.0-⑤11.8-⑥11.5-⑦11.2-⑧11.5
1FAveとの誤差
①+0.6 ②-0.7 ③-0.3 ④+0.4 ⑤+0.2 ⑥-0.1 ⑦-0.4 ⑧-0.1
テン34.4-中盤23.8(3F換算35.70)-上がり34.2 『一貫・中弛み』

『一貫』・・・逃げ△ 先行○ 差し◎ 追込△
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○

1着ホエールキャプチャ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔12〕 3-3
2着ドナウブルー・・・ディープインパクト×Bertolini=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔16-f〕 2-2
3着マルセリーナ・・・ディープインパクト×Marju=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔9-f〕 13-13
4着キョウワジャンヌ・・・ハーツクライ×Seeking the Gold=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔17-b〕 5-5
5着アパパネ・・・キングカメハメハ×Salt Lake=ミスプロ×ヴァイスリージェント 〔9-f〕 8-9

流れは、テン-上がりのラップ差が平均ラップとほとんど差がなく『一貫』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。例年『中弛み』の流れにはなりやすい傾向だが、近2年(=10年・11年)は『前傾』、今年が『一貫』とややテンが速い流れになりやすくなる傾向にあるようで、また1週前のNHKマイルCなども『前傾』や『一貫』といった流れになることが多いので、本質的にはヴィクトリアMも東京芝1600mのテンの速い流れになりやすいと考えるべきと思います。その上で、中盤脚を溜めて上位の末脚を繰り出すタイプが好走しやすいと考えます。展開的には、逃げが最も恵まれ、先行・差し・追込はほぼ有利・不利はないと考えます。そのためより前にて展開した馬が好走しやすい流れだったと考える。

1着ホエールキャプチャは、前走中山牝馬S5着(=中山芝1800m:0.4秒差)からの好走。11年桜花賞2着(=阪神芝1600m:0.1秒差)→優駿牝馬3着(=東京芝2400m:0.0秒差)→秋華賞3着(=京都芝2000m:0.4秒差)と牝馬クラシックGⅠでは惜しくも戴冠できなかった馬だが、ヴィクトリアMではこの牝馬クラシック好走歴が重要なポイント。例年クラシック好走歴のある馬が好走することが多いレースではあるのだが、特に前年の牝馬クラシックで2つ以上で好走しているようなタイプは軸として信頼性が高いと考える。春シーズンに行われる桜花賞はスピード、オークスはスタミナ、秋シーズンの秋華賞ではスピードとスタミナのバランスと成長能力が問われると思われるが、その問われる適性が異なる中で好走している馬は、やはり能力が高いと考えて評価すべきと考える。またその中で、マイル成績の高い馬はなお信頼性が上がると考えるべし。また桜花賞以後オークス秋華賞とマイル路線から中長距離に距離が変わり、久しぶりにマイルのスピードが問われる流れで、距離変更ショックが効きやすいのではないか?と考える。東京芝コースは(1-0-1-0)、芝1600m戦は(2-2-0-0)と好走が多い馬でした。次走安田記念に向かうようなら、復活した勢いでの好走が可能と考えて期待したいと思います。
 クロフネ産駒はヴァイスリージェント系で、鮮度と勢いが好走に非常に重要なポイントとなる。芝もダートも走れる兼用型だが、同系のフレンチデピュティと比べるとややパワー型で、持久力も豊富。勢いがある時には連勝も多く、上昇馬はクラスの壁を突き抜けて短期間にまとめて稼ぐ特性を持つ。またヴァイスリージェント系にはセカンドステージが存在し、特に牝馬でその傾向が顕著。そのセカンドステージ突入の牝馬は、牡馬混合戦でも互角以上に戦うことのできる能力を有している(=サンアディユ、スリープレスナイト、メイショウベルーガ、カレンチャンなど)。本馬は近走やや勢い不足の感はあるが、今回は久しぶりのマイル戦ということもあり、これまでのマイル戦の戦績からいきなりスイッチが入り好走する可能性は十分あると考えて、このセカンドステージ突入の可能性に賭けて期待したが、結果1着好走。セカンドステージのスイッチが入ったと期待したい。母父サンデーサイレンスは、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。重賞挑戦など格上相手にもよく好走し、重賞初挑戦などは特にプラス要因となる。この母父の特性からも次走の好走に期待する。
 No.〔12〕の牝系は、早い時期から走る馬もいるが、3歳秋から古馬にかけて本格化する馬が多い牝系。また高齢でも衰えが少なくタフな馬が多い。分枝記号なしは、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。

2着ドナウブルーは、前走中山牝馬S11着(=中山芝1800m:1.1秒差)からの好走。11年牝馬クラシックGⅠは不出走で、東京芝コースは初、芝1600m戦は(3-0-0-2)でした。前走は休み明け・重馬場・馬体重-16kg減と様々な要因があり凡走したが、前々走京都牝馬S1着(=京都芝1600m)好走しているように力はある馬でした。4コーナーで早めに動いて後続を封じ込めるような競馬が得意な馬で、今回はその得意な競馬にて好走。後手に回るよりも積極的に仕掛けて好走するタイプと考える。展開的には恵まれているが、好走したことは評価したく、次走にも期待する。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。母父Bertoliniはダンチヒ系で、仕上がりの早い短距離・マイラー血統だが、底力に欠ける。2歳の新馬から走り、3歳前半までは芝の重賞でも無視できないが、あくまでも穴狙いが正解。
 No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。叩き良化のステイヤー特性のある牝系なので、今回は叩き2戦目。次走はさらに上向きの調子となると思うので、次走にも期待します。

3着マルセリーナは、前走阪神牝馬S2着(=阪神芝1400m:0.0秒差)からの好走。11年桜花賞1着馬で、牝馬クラシック好走歴のあった馬。東京芝コースは(0-0-0-1)、芝1600m戦は(3-0-1-1)でした。オークス秋華賞と中長距離路線では成績が下降したが、短距離~マイル路線へと変更してから、牡馬相手にも僅差の好走をし、復活の兆しの見えた馬。今回は上位2頭よりも後方から最速上がり33秒5を使い好走。今後もマイルまでなら期待できる馬と考えて、次走にも期待するが、中距離に出走なら過信は禁物と考える。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。母父Marjuはノーザンダンサー系で、距離は1600m~2400mまで幅広くこなし、また活躍馬は2歳から古馬までと年齢層も厚い。特に高齢馬をなめてかかると痛い目に合う(=セニョールグループの特性で、地味にしっかりと力をつけて高齢でも衰えが少ない)。海外ではGⅠ馬も多数輩出しているが、前哨戦やトライアル的なレースに向いた血統でもある。スピードの持続力があり、時計勝負も得意。
 No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。

4着キョウワジャンヌは、前走阪神牝馬S12着(=阪神芝1400m:0.7秒差)からの好走。11年秋華賞2着馬で、牝馬クラシック好走歴のあった馬。東京芝コースは初で、芝1600m戦は(1-0-0-2)でした。距離適性や前走成績などからは狙いにくい馬なのですが、1着馬ホエールキャプチャとは相性が良く、ローズS3着(=阪神芝1800m)や秋華賞2着(=京都芝2000m)と好走が似る相性の良い馬のようで、今回も僅差の4着。今後もセットで狙うのは有りと考えます。
 ハーツクライ産駒はサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンのかかる器用なタイプよりは、助走をつけて末脚が全開になり長く良い脚を繰り出すタイプが本質。ペースが締まるGⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離~クラシックが能力を活かしやすい。母父Seeking the Goldはミスプロ系で、仕上がりの早さと軽快なスピードを持つ短距離・マイル血統。時計勝負に強く、芝の良馬場や湿ったダートを得意とする。人気での信頼性が高い反面、大敗からの巻き返しは少ない。母父としてもスピードを主張する。
 No.〔17〕の牝系は、好調期に連続好走しやすい特性を秘めた短距離~マイル向きの牝系。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。

5着アパパネは、前走阪神牝馬S7着(=阪神芝1400m:0.4秒差)からの好走。本馬は休み明けで能力全開のタイプではなく(=それでも2着好走などはあるが)、叩き2戦目は5戦(4-0-1-0)と好走が多い馬でしたが、今回は叩き2戦目でも5着。能力的には年齢を重ねての衰えがやはりみられると思われる。東京芝コースは(4-0-0-2)、芝1600m戦は(5-1-0-2)と好走が多い馬で、11年ヴィクトリアM1着馬でもありました。ウオッカ(=08年2着→09年1着)やブエナビスタ(=10年1着→11年2着)のように牡馬相手にも好走できる馬なら2年連続して好走も可能だが、基本は古馬GⅠでは翌年も好走するのはやはり難しいと思われ、「老馬の法則」は活きると考える。
 キングカメハメハ産駒はミスプロ系だが、凱旋門賞での好走も多いキングマンボ系で欧州型の要素を兼ね備えている。格の高いレースでの究極のスピード競馬になると本領を発揮し、厳しい展開ほど持ち前の底力を活かす。ダンシングブレーヴ系に近い特性を有していると考える。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。母父Salt Lakeはヴァイスリージェント系で仕上がりが早く、2~3歳の時期なら重賞でも勝負になる。ヴァイスリージェント系は距離に融通性があり、本馬は中距離までは対応可能と思われる。母父ヴァイスリージェント系からも勢いのあるうちは怖い存在。以前は大敗を繰り返す馬ではなかったが、近走の成績からは衰えがみられ、その分を割り引いて評価する。
 No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系だが、3歳秋~古馬になり本格化する。小回りコース鬼門だが、広いコースは好走が多い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面叩いて一変が少ないタイプ。

また今回のヴィクトリアMにて感じたことは、上位の好走血統はサンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系配合。この配合馬は毎年必ずと言ってよいほど好走している事実もあり、今後も要注意の傾向と考える。
また今年は、2・3着馬はディープインパクト産駒。またマイルGⅠでの好走で(=10年朝日杯FS、11年・12年桜花賞、11年NHKマイルC、11年安田記念など)、マイルGⅠでは要注意の種牡馬と考える。牡馬でも好走はあるが、基本は牝馬の方がマイルGⅠでは安定性が高く好走が多いということを頭に入れておきたい。またGⅠ好走した馬は、母がやや短距離適性の高い馬スピードタイプの馬が多く、マイルGⅠでのディープインパクト産駒では重要なポイントと考える。

ヴィクトリアMのポイントは、
①『中弛み』が基本の流れ。前にて展開して速い上りを繰り出せるタイプが狙い目。『加速』、『一貫』、『前傾』などはオプションとして考えるが、東京芝1600mは基本テンが厳しい流れになりやすい傾向にあることから、逃げ馬には厳しい流れ。
②サンデーサイレンス系が中心。サンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系の好走が多い。
③牝馬クラシック好走歴に注目。好走が多ければ多いほど信頼性は上がる(=必ずしも1着好走である必要はなく、2・3着の好走が多い馬でも能力を評価出来る)。
④「老馬の法則」は活きる。ただし牡馬相手に好走している馬なら、好走可能。
→次走狙い馬:ホエールキャプチャ,ドナウブルー     

競馬予想型   かーる東幕下十枚目 予想歴24年 回収率% 旅の終わりは次の旅の始まり
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終わってみれば、1600mの重賞を勝ったことのある馬が1〜3着。
◎に推したマイネイサベルも該当はしていたが残念無念。。

東京1600mを得意としている横山典、ウィリアムズ(たしか両名とも複勝率3割以上)が1、2着ということからも、馬も騎手も実力通りの結果だと言えるでしょうか。

勝負レースが外れたので、しばらくは大人しく…
してるわけにはいきません。

「競馬の負けは、競馬で取り返す。」

まだまだ続くGⅠレース。
穴を狙い続ける旅も、まだまだ続きます。。
レースレベル:3
→次走狙い馬:アプリコットフィズ       

競馬予想型   BC爺西前頭一枚目 予想歴11年 回収率91% 血統通りの結果だったのに・・・
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勝ったホエールキャプチャは3番手から抜け出して快勝。
クロフネにサンデーでこのレースに相性の良い血統でしたが、
こうもあっさり本番で一変するキャラになるとは予想できず。

2着ドナウブルーは2番手から粘り。
3着マルセリーナは馬群を割ってきました。
やはりディープ産駒はこのレースに合いますね。

チャームポットは好位から伸びきれず。
外枠でしたし、案外ペースも速くて体力的に無理がありました。
人気につられて、勝てないだろうと思いつつ◎にしてしまい反省。

次走狙いとしてはフミノイマージンあたりでしょうか。
格負けするタイプで、弱い相手なら堅実なので。
レースレベル:3
→次走狙い馬:フミノイマージン       

競馬予想型   KUROSHIMA東前頭六枚目 予想歴17年 回収率92% マイラー決定戦らしい決着に
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 好位からレースを運んだ2頭による決着。上位2頭の位置取りだけで判断するとなんとなく単調な前残りにも見えるが、快調に逃げたクィーンズバーンや好位追走のエーシンハーバーはラストで失速しており、マイル前後半のラップでほとんど差がなく終始淀みなくレースが進んだことを考えると、脚質や展開による有利不利など案外さほど無かったように映った。つまり、本質的にマイラーと呼ぶに相応しい馬同士であっさりと上位決着をみた、というのがこのレースの評価とみて良いだろう。

 なかでも勝ったホエールキャプチャは、推進力と持続力に富んだそのスピード能力がいかにもクロフネ産駒らしい。今回の勝利でこの馬の距離適性が本質的にマイラーであることも改めて再認識できた。マイラーとしては決して瞬発力に秀でている部類ではないのだが、そこは仕掛けを僅かだけ遅らせた鞍上の細心を払った好騎乗とこの馬の本質に対する判断が実に絶妙だった。

 2着ドナウブルーは勝ち馬とは対照的に、同じマイラーでもディープ産駒らしく瞬発力の勝ったタイプで、スピードの持続力では勝ち馬に少しだけ劣った、という風にも映った。また、今回はラップそのものが淀みなく流れ、その分要求される能力も「持続力>瞬発力」となったことが上位2頭の明暗を分けたとも思う。しかし、輸送をクリアしつつ京都以外の競馬場で大きな結果を残したのが何よりの収穫。マイル前後で軽めの馬場設定なら能力を出せることも分かった。そして、馬の能力を余さずにキッチリ搾り出すウィリアムスの仕事ぶりには毎度ただ感服するのみ。

 昨年の桜花賞マルセリーナは、メンバー最速の上がりで3着に突っ込んだが、上位2頭を脅かすまでには至らず。予想段階で懸念した通り、ある程度以上に位置取りを下げて脚をためないことには今回のような派手な末脚を使えない。マイラー適性は確かでも、末脚一手になりがちな現状も事実。阪神牝馬Sと同様に前の馬を捕まえ切れずに終わる可能性が今後もチラホラ。

 キョウワジャンヌはレースの上がり3Fだけに着目するなら、本来もう少しスローで際立った瞬発力勝負になるか、反対に中盤からペースアップで上がりを要する展開になったほうがもっと良さを出せるはず。その点今回の流れで4着ならむしろ善戦の部類。ただ、好枠の影響も少なからずあった。

 昨年ハイペースを好タイムで差し切ったしんどい競馬を考えると、今年のほうが競馬としては体力的にまだ楽と思えたはずアパパネだが5着まで。今回大きく崩れていないとはいえ、雰囲気は確実に齢を重ねている印象。復調パフォーマンスが見えない現状では、去年以上の上積みを考えるのは難しい。

 予想で本命に据えていたマイネイサベルは直線これからという場面に前が塞がりジ・エンド。うまく抜け出したところで勝つまでどうかだが、盛り返した感触から少なくとも3着は十分あって不思議はなかった。一連の成績からどうも運のない1頭だが、東京でマイル前後の重賞になればまだまだチャンスはあっていい。

 フミノイマージンオールザットジャズは2頭ともマイル戦だとペース的に忙しさが先行することを再確認。GⅠを抜きにして軽めの馬場で高速決着という条件もまた双方に不得手だった。ただ、大敗はそれだけ条件が合わなかった裏返しでもある。次走以降で距離延長やタフな馬場コンディションといった条件下で今回と真逆の競馬になると、案外簡単に巻き返すかもしれない。
レースレベル:4
→次走狙い馬:ドナウブルー,マイネイサベル
→次走危険馬:マルセリーナ,アパパネ

競馬予想型   SKTOM東幕下十六枚目 予想歴1年 回収率% 反省。展開の読みの甘さ
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結果的に4歳勢が上位を独占し、1番人気の5歳馬アパパネは5着に敗れた。中団でうまく運んでいるようにみえたが、重さがまだ残っていたと考えられる。

制したのは、ホエールキャプチャ。ゲートが開き横典が軽くうながし好位のインに収まった。
ホエールは息を入れて楽に運んだ。直線に向いてその手応えのまま先頭に接近したが横典はまだ本気で追わない。これはホエールが一頭になるとフワッと気を抜いてしまう気性を考慮した好判断。残り200mに来るとビシッと追い、ホエールは反応してグッと抜け出した。最後はラチに寄り、本気で走っていない感じがあったが、余力を残したまま先頭でゴール板を駆け抜けた。

 タイムも非常によく、レベルが高かった、これからどれだけの成長を見せてくれるのか楽しみである。次走は安田記念か宝塚記念のどちらかになる模様で相手関係もあるが狙いたい一頭。
ただし、抜け出して気を抜く点は今後も課題になるため、その点は危険である。狙いたい半面、危険も隣り合わせている。騎手が調子に乗りすぎなければ良いが。

 2着にはドナウブルーがに入った。前のレースの福島牝馬S大きく馬体を減らして凡退したが、今回は12キロ戻して432キロ。厩舎の努力と課題の輸送をクリアしたことが大きかった。
 外の16番枠からウィリアムズが出して行って2番手につけ、直線で外にモタれてしまった、はじめての左回りの影響と最後は苦しくなったことが原因と考えられる。

 3着に桜花賞マルセリーナが続いた。1番枠からのスタートでやや出遅れ、道中はインで脚をタメる。ホエールやドナウに比べると、スムーズな競馬ができたとは言えない。直線は内めの狭いところを捌きながら伸びたがスタートが響いたか。
 4着は狙っていたキョウワジャンヌ。こちらはマルセリーナと逆に苦手のスタートで出足がついた。結局この二頭のスタートが歯車を狂わせたと思う。完全に展開予想がはずれた形だ。
 
 展開の細かな予想としては、最近トモがしっかりしてスタートがうまくなったマルセリーナがポンと出て、そのあとにスタートが苦手なキョウワジャンヌがすぐ後ろを追走する。直線でマルセリーナが豪脚で突き抜け、その後から併せ馬でキョウワジャンヌも突き抜ける。そのイメージが強く浮かんだ。だからセットで買った。

 結果はある意味予想通り、仲良く3着4着。スタートがいつも通りなら結果は違ったかもしれない、が、展開の読みが甘かった。
次に活かしたい。
→次走狙い馬:マルセリーナ  
→次走危険馬:ホエールキャプチャ  

競馬予想型   クライスト教授東関脇 予想歴33年 回収率250% アパパネはやはり次…
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アパパネの連外し(人気馬の敗戦)、ドナウブルーキョウワジャンヌら馬体戻し馬の好走によるレベルの低さを考慮してレベル3(-2)!

■=アパパネ
これで人気が落ちることは確実。だが、同馬が3冠牝馬である限り能力が高いことは間違いないはず。
次走が安田記念であれば充分勝ち負けできる対象となるため次走狙い馬に!

■=ホエールキャプチャ
これまで関東馬なのに池添を使っていたのがそもそもおかしかったこと。これで立派な関東牝馬の代表となったからには今後の期待はこれまで以上となるはず。
ただし、これからの相手は今回の比ではない牡馬たちとなるため社台系生産馬でない同馬の援護はすくないため狙い馬の次点に!

□=マルセリーナ
こと次走に関しては外人が乗らないかぎり岩田康でもG1では連対は難しいはず。田辺は今回よく健闘したと思うが、次走は乗らないはずの代打であることも加味すると人気になりすぎた場合の危険馬となるはず!

※一流外人の凄さを見せつけられた…
ウィリアムスが一流であることは百も承知だが、まさかドナウブルーまでも2着にするとは正直驚かされた。
前走の初輸送で大幅に馬体が減り、馬体を戻すだけでも大変な労力と思われる今回はよくて掲示板くらいかと思っていたからだ。
もちろん厩務員さんの尽力の賜物ではあるが、もしもこれがウィリアムスじゃなかったら勝ったホエールキャプチャと伍して先行競馬などできなかったはず。
外人騎手は勝つために乗っている者たちだが、果たして競馬学校はどうであろうか…勝ってはいけないなどの制限の中で騎乗しているのでないだろうか…
こんなことをいやでも思い知らされる騎手の腕に違いに、大した技量もないくせにただ勝星だけ挙げている騎手に対して、私はもう憐憫感しか湧いてこなくなりそうだ。

それにしても、最下位がアプリコットフィズだったことには本当にガッカリさせられた。騎手ではなく調教師の方で!
「小島太厩舎は叩いて馬が良くなるという期待は抱かない方が良い」ということが分かったのが今後の予想の参考になったのでは!
(関東はみんな藤沢流の縮小版かっ!…競馬の趨勢ではあるけどね!)
レースレベル:3
→次走狙い馬:アパパネ,ホエールキャプチャ
→次走危険馬:マルセリーナ  

競馬予想型   pipopa東十両三枚目 予想歴3年 回収率26% やはり・・・
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この一週間考えあぐねた結果と同じようなシナリオになった。
少し馬場を重くしたり軽くしたりイロイロな場面を想定した結果は外れ馬券を増やした。

本命のアパパネに走る意欲が見えない。
何となく嫌な予感が的中する、私も適当馬券に走った。
結果は連複なら取り紙だったのだが連複が足を引っ張り、3000円の赤字となった。
ドナウブルーの早さに次走を託す!

アパパネは早めの繁殖入りが頭を過ぎる、馬主と調教師の話し合いを待ちたい。
→次走狙い馬:ドナウブルー  
→次走危険馬:アパパネ  

競馬予想型   カタストロフィ西前頭二枚目 予想歴15年 回収率% ホエール戴冠!@ヴィクトリアマイル(GI)2012回顧
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12.2 - 10.9 - 11.3 - 12.0 - 11.8 - 11.5 - 11.2 - 11.5


 中盤、3角ぐらいで少し緩んではいるものの、基本的には平均ペース。終い3Fのレースラップが34.2なので、前にいないと苦しい競馬になった印象はある。今週は変に時計が早かったので、どういう競馬になるかと思ったが、前半もペースの割には団子状態。その分、3角の緩みで多少ブレーキをかけられて、スムーズに運べなかった馬はそこからの加速戦では難しかったかもしれない。ラップ的には前有利、中盤でスムーズに運べた馬有利という感じはします。


 1着ホエールキャプチャは五分のスタートからじわっと前目を窺いに行く。結局3~4番手で落ち着いて、内ポケットで息を入れる競馬。3角で逃げるクィーンズから少し離れて息を入れる感じ。4角でも馬なり絶好の手応えで最内を追走して直線。序盤でがっぽり進路が空いていると、まだここでも馬なり。L2でじわっと仕掛けると先頭に並ぶ。L1でそこから1馬身と突き放すが、外ドナウブルーも食い下がって内外離れての競馬になったがしっかりと押し切った。結果的に序盤に早い段階で良い位置につけて、中盤の緩みを見越してスペースを作って先に息を入れておいたのと、勝負所でも仕掛けを遅らせるだけの余裕を作れたのは大きいですね。地味に見えて完璧な騎乗だったと思います。これは凄い。ホエールの良さである勝負所でのキレ味、瞬発力を完璧に引き出せたと思います。また、高速馬場化したことで、時計自体は早くなっても相対的にそこまでハイペースにならずに、脚を消耗しなかったのも大きいと思いますね。本質的なマイラーではないとは思うのですが、今回は持ち味の瞬発力が最大限に発揮できたと思います。パーフェクトな騎乗でした。



 2着ドナウブルーはまずまずのスタートから押して押して早い段階で2番手を確保する。そのまま逃げるクィーンズバーンを追いかける、ウィリアムズとしてはNHKマイルとほぼ同じ形。馬場を考えると平均からやや早めというペースを番手追走して3角。3角でも内目、逃げ馬をいつでも捕まえられるというような競馬、4角ではまだ仕掛けずに2番手1馬身差ほどで直線。序盤でじわっと仕掛けるが、ここで少し反応が遅れる感じで、L2で逆に内からホエールに抜け出される。L1では再度ジリジリと伸びてはいるのだが、この反応の差が遅れての2着惜敗となった。ん~序盤はパーフェクトな競馬だと思ったんですけどね、結果的にラップから考えると、仕掛けを遅らせる理由はなかったように思いますね。実際仕掛けを余裕を持った分、瞬発力の差でホエールキャプチャに出し抜かれて、L1で盛り返しているのだから余力はあったはず。早い段階で仕掛けて直線序盤で大勢を決した方が良かったように思いますね。序盤の反応の悪さが惜しかった。ただ、それを除けば勝っていたのはこちらでもおかしくなかったわけで、相当強いマイラーだと思いますね。序盤にスピードに乗れて、それを維持するタイプだと思うので、良馬場で時計が出やすいというのも良かったし、ペースの緩急にも影響を受けにくい位置で競馬ができたのも大きかった。展開的には前有利だったけど、そういう競馬に持っていけたというのもこの馬の強み。これは先が楽しみな馬ですね。


 3着マルセリーナはやや出負けして出していくも後方からの競馬になる。道中馬群が割と一段の流れになって、最内ポケットで動けずに、道中少し掛かるような競馬になっている。3角でもまだ引っかかるような感じでブレーキをかけていて最内追走。4角でも最内を追走し、後方で直線。序盤で馬群の中に突っ込む。L2でアパパネの外を突き、しっかり加速して伸びてくる。L1でもジリジリと伸びてくるが、ポジションと仕掛け所の差が痛い3着となった。今回に限れば1番枠は苦しかったかな。ただ、どちらにせよ、スタートが遅い馬で、今回みたいに団子なら内枠で捌けた分だけマシかなと思いますね。いずれにせよこの条件で、この展開だと勝ち負けは苦しい馬だと思うので、そう考えると、与えられた条件下では比較的恵まれた方だと思います。やっぱり東京で加速戦になってくると位置取りの差が痛い。それでも加速しきってからのキレ味は良いものがあったし、L2の脚でアパパネを上回ってきたのは評価。持続力という点で最後少しキョウワジャンヌに見劣っているのは、適性の差だと思います。今日はどう乗っても勝つのは難しかったかな。良く3着に来たと思います。良い切れ味とそこそこの持続力を見せてくれました。むしろ安田記念はこの中では一番狙いやすいかもしれません。


 4着キョウワジャンヌはまずまずのスタートから様子を見ながら中団やや前で競馬。道中もスムーズに進めて3角。3角で内目追走、4角で仕掛けて5~6番手3馬身ほどで直線。序盤でドナウブルーの後ろを確保するがここでは伸びきれない。L2でもジリジリとポジションを上げきれないが、L1でばてずに盛り返してくると、最後は先に抜け出されたマルセリーナに迫る勢いで4着と健闘した。ちょっとジリジリだったかな。3~4角でも割とスムーズだったし、直線でもいい位置にはいたんだけど、そこからのキレ味が足りなかった。ただ持続力はあったし、もう少し平均的な競馬の方が良いと思う。ただ、勝とうと思えば勝てる位置にいたという点では、上位3頭とは差があるかなという感じですね。距離動向よりも、キレ味があまり問われない平均的な競馬向きだと思います。



 5着アパパネは五分のスタートから無理に先行争いはせずに中団で競馬。道中はこの馬らしいハイペースでも掛かるようなしぐさを見せて3角へ。3角でも内目を追走、4角でもキョウワジャンヌの後ろ、仕掛けられずに中団で4馬身差ほどで直線。序盤で進路を捜し、内にしっかりと確保するが、L2で伸びが足りない。L1でホエール、ドナウに突き放されると、最後はマルセリーナキョウワジャンヌの強襲に抵抗できず完敗の5着となった。ん~道中掛かるのはこの馬の良い時はいつものことなのであんまり気にはならないけど、勝負どころでの反応負けというかキレ負けが気になるし、L1も力尽きていた感じ。時計を見る限りは少し瞬発力勝負気味になったとは思うけど、キレ味で負ける馬ではないと思うし、序盤少しポジションを甘く見積もったかなという気はする。それでも今日の内容だと勝ち負けは苦しかったと思う。少し落ち目かもしれないけど、去年のメンバーは抑えているから、もしかすると今年のレースレベルが高かったのかもしれない。上位は実は全て4歳馬。自身の落ち目ということも考えられるが、今年の4歳マイル路線のレベルが高いという可能性は十分に考えられる。


 15着フミノイマージンは出負けして後方からの競馬。道中も馬群の中で自由に動けず少し折り合いを欠く競馬。3角の少しの緩みで最後方ぐらいまで下げて外に回す。4角でも外を回し後方で直線。序盤で進路を閉められると苦しい位置取り。L2でも前が壁でスピードに乗りきれず。L1になって外に持ち出すと一瞬脚を使う所は見せたが時すでに遅しの完敗。まあ、一言で言えば、太宰でよかったなと。なぜ池添にしたのかという疑問は皆が持っていたと思うし、結果も酷い。まあ3角の緩みにしても不可抗力はあったと思うけど、力は一切出せていない。展開面で不向きだったし、スムーズだったとしても微妙だとは思うが、それでもここまで酷い競馬だと何とも言えない。全くの参考外で良いと思います。ただ、基本的にはトップスピードとそれの持続力が売りで、すっと加速できる馬ではないので、やはりそういった条件を使ってもらいたい。池添はこれに乗って惨敗して、ホエールが優勝したのを見て何を思うのだろうか。オルフェーヴルの件と言い、少し慢心が感じられる。そろそろしっかり見つめなおした方が良い。


 16着オールザットジャズは出負けして後方からの競馬になる。道中外から追走しながらという内容。3角のゆるみでは外を通していて前に壁がなかったので不利なく進める。4角で大外ぶん回して後方で直線。序盤でフミノイマージンを閉めるまでは良かったが、そこからの伸び脚は全くなかった。最後はそのフミノにも交わされて大惨敗の16着となった。まあ、やはりスピード不足が全てですね。前走は時計は早かったけど、馬場の割には遅かったし、ラップ面でも恵まれたところがあったので、少なくともマイル適性込みで、この条件ではこれが実力だと思います。中距離に戻った方が良いとは思うけど、そもそもこの2走は上手く流れが向いたところがあるので、次が正念場でしょう。



http://blog.livedoor.jp/catassan/
→次走狙い馬:ドナウブルー,フミノイマージン
→次走危険馬:アパパネ,オールザットジャズ




つぶやき
ハショタ
03/15 09:38

午前の予想は無理ですか?

南川 麒伊知郎
03/07 20:03

編集長、お忙しい中すみません。 マイページの更新の方をよろしくお願いします。

北川 麟太郎
02/11 02:53

編集長、お忙しい中すみません。 マイページの更新の方をよろしくお願いします。

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コメント

ムトト>>

>>夏影


03/09 21:42

@ディープ記念 ナイス読みです!

ムトト>>

>>ムトト


01/25 01:15

はやと>>

>>ムトト


01/20 08:07

@京成杯 ナイス



6
伏竜S
◎ルクソールカフェ
○メイショウズイウン
三連単11-8-1番
5,210円 的中

南川 麒伊知郎
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