「死」は怖いものなのか?

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私事で申し訳ないのですが、祖母が先週の金曜日に亡くなりました。今日は、生死について少し考えてみたいと思います。完全に私事なので、ご理解のある方は続きを読むからご覧ください。


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祖母は、ちょうど1年ぐらい前にガンであることが分かり入院をすることになりました。しかし、祖母の親族の希望でガンであること、もう先は長くないことを告知することはありませんでした。

私はその頃は就職活動で新潟に度々戻っていたので、何度かお見舞いに行きました。当初はガンだとは思えないほど元気でした。「就職活動頑張ってね」「風邪引いてない?」など自分のことよりも私のことを常に気遣ってくれていました。夏にお見舞いに行った時は元気ではあったのですが、寝たきりの状態になってしまっていました。病室の窓に来る鳩を見て「私もあの鳩のように飛べたらなぁ」と言ってみたり、たまに外出できるのを非常に楽しみにしていたそうです。私が内定の報告をするととても喜んでくれたことを今でも鮮明に覚えています。秋にお見舞いに行ったときも元気で、大学の話や友達の話、彼女の話などを色々としました。

しかし、今年の初めにお見舞いに行ったときに容体が急変しました。もう何も話すことができない状態になっていて、私のこともうろ覚えの状態になっていました。ガンの末期になると、もうほとんどのことを忘れてしまうそうです。医者からはもう数日の命だろうと宣告されていたそうです。しかし、それでも祖母は私を見ると手を差し伸べて、私の手をギュッと握ってくれました。「頭では孫のことは忘れているかもしれないけど、心はしっかりと覚えているんだね」看病していた祖母の親族がそう話してくれました。祖母の手はとても温かかったことを今でも覚えています。別れ際、私は祖母に「また3月に来るから、また会おうね」そう言って病室を出ました。私はこれが最後の挨拶になるんだろうなと思いながら精一杯の感謝の気持ちを込めました。今までありがとうではなく、また会おうねと言ったことが私なりの「死」へ対しての抵抗だったのかもしれません。

そしてそれから5日後、祖母は亡くなりました。


実は私と祖母は血が繋がっていません。血の繋がりがあった祖母は私が3歳の時に亡くなり、病気がちだった祖父を看病するということで(どのような形で結婚することになったのか、どんな理由で知り合ったのかなどは詳しくは知りませんが、愛があったことは確かでしょう)、今の祖母と再婚を果たしました。血の繋がりのない私たちでしたが、祖母は私を本当の孫のように可愛がってくれました。祖母と絵を描いたり、一緒にご飯を食べたり、食事に行ったり…。今でも鮮明に思い出すのは血の繋がった祖母よりも義理の祖母との思い出です。まさに産みの親より育ての親と言ったtころでしょうか。血は繋がっていませんが、本当の祖母のように慕っていました。いつでも私のことを気遣ってくれて、高校や大学入学、成人祝いなど、お祝い事の際には必ず連絡やお祝い金を送ってくれました。中学に入ってからは部活などで忙しくなり、なかなか会う機会がありませんでしたが、たまに会うたびに「体は大丈夫?」「何か欲しいものある?」と、常に私を気遣ってくれました。

祖母の病室には毎日必ず親族などの誰かが居るようになっていて、祖母がひとりになるということは絶対にありませんでした。昔の友人が毎日のように訪れていて、こんなことを私が言うのもおこがましいですが、祖母は本当に幸せだったと思います。確かに「死」は怖い・辛いものですが、祖母はその怖い・辛い「死」の間際につかの間の幸せを得ることができたのではないかと思います。それだけ多くの人に愛された祖母はとても素晴らしい人間だったのでしょう。私はそんな祖母を尊敬すると共に、祖母のように多くの人に愛される人間になろうと心に誓いました。

正直、祖母が亡くなったことにまだ実感がありません。病院に行けば、そこには祖母がいて、笑顔があって、色々と話をできる…そう思っています。でも、そこにもう祖母はいません。過ぎた時間はもう戻りません。今、私にできることは祖母の冥福を祈るだけです。ご冥福をお祈りすると共に、今まで本当にありがとうと言いたいです。

このブログでこのようなことを書くことは大変恐縮だと思っていますが、祖母との思い出を忘れないためにも、私の決心を忘れないためにも、こうやって文章にすることにしました。ご了承ください。

今まで「死」は怖いものだと思っていました。でも、それは違います。祖母は寝たきりで元気がなくなっても、常に笑顔でいました。「死」は人を強くします。私は祖母の死後、強く生きようと心に誓いました。そして祖母も死が迫る中で、多くの人たちと会い、話をしたり看病してもらうことで「幸せ」を得ることができたと思います。ただ、これについては私の全くのエゴであり、祖母が本当にそう思っていたかは分かりません。でも、誰かと話しているときの祖母は常に笑顔でした。それだけは紛れもない事実です。

祖母のためにも私はこれから強く生き、多くの人に愛されるようにしたいと思います。最後になりますが、この文を書きながら号泣してしまったので、途中途中で変換や文体がおかしいところがあると思いますが、ご了承ください。

おばあちゃん、本当にありがとう。僕は強く生き、おばあちゃんのようにたくさんの人から愛され、おばあちゃんの孫だと胸を張れるような人間になれるように頑張ります。なので、天国から僕のことを見守っていてくださいね。

コメント(17)

んで慰めの言葉貰おうってか?

*管理人より
何だかんだ言ってちゃんと読んでくれているんですねwありがとうございます。しかし、あなたのような人間味のない方にこのブログに来ていただく資格はありません。投稿禁止の処置をすると共に、IPアドレスを公開致します。後はライブドアやドコモの方に通報するかどうか判断していこうと思います。いや、多分するでしょうが。人の死を愚弄するようなマネをしたあなたは絶対に許しません。

IP:210.153.84.11

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オラは父の母(母の方はオラの誕生前に死去)が たまごさんと逆で血はつながってるけど戸籍上 他人でした また母と非常に折り合いが悪く 晩年は笑顔の記憶はありません また亡くなり方も高齢だったといえ 突然死に近く考える時間はありませんでした ために離れてたといえ何度か話し 考えられたたまごさんとおばあさんはある意味 幸せやったと思います
悲しみはすぐに癒えませんが 笑顔で話せる日はきっときます

お久しぶりです(^ω^) 自分も去年、祖母を亡くしました…。そして友人も…。たまごさんの文を読んで、心が熱くなりました。『死』とは悲しく、辛いことであると同時に、非常に尊いものであると思います。正面から向き合うのは勇気がいることですが、人間でいる以上、避けられないことなんですね。 なんだか共感してしまいコメントせずにいられませんでした。ずっとブログ見てました。これからも応援してます。頑張ってください!
長くなってごめんなさい。

人は必ず死ぬものとは言え、人の死は本当に悲しいものですよね。

たまごさんの文面を見て、血は繋がっていないけど、それ以上の絆を感じました。

たまごさんのおばあさんのご冥福をお祈り致します。

しかし、心無いコメントを書くバカがいますね。

いったいどうゆう神経をしてるのか…
許されない行為ですね。

八倒です。
もういい年した親父ですが、私もおじいちゃん&おばあちゃんっ子でした。今でも心の中には二人がちゃんと「生きて」います。私の両親も今は私の子供達(両親からすれば孫達)の心の中で「生きる」べく思い出作りに励んでいるように思えます。

そうやって、自分のことを子供そして孫が記憶していてくれるということは、本当に幸せなことだと思っています。

まずは、お祖母様のご冥福を心よりお祈り致します。

多くの方に愛された方だったのですね。そして、お孫さんであるたまごさんからも。本当に幸せだったと思いますよ。

私もそうでしたが…近しい人の死は、覚悟していても、しばらくはポッカリ穴が開いた感じになってしまうものです。ですから、気を落とすなという方が無理だと思いますが…ゆっくり時間をかけて、また前を向いて生きていきましょう。

僕の祖父母は、父方・母方共に健在です。
記憶のある内では直系の家族の別れをまだ体験していません。
たまごさんの文を見て、より日頃からストレートな感情で感謝の気持ちを伝えようと思いました。
僕にとって『死』は怖いです。
『死』を迎えるその日まで、精一杯悔いの無いように生きているつもりです。


最後に一言。
人として最低限してはいけない事。
それは、『人間の尊厳を踏みにじる事』だと思います。
心が無い、魂が無い人間は許されざる人間だと思います。
そんな言葉の暴力には憤慨し、軽蔑します。

偉そうにコメントしてすいません。

>回胴馬さん
そうですね…。少しでも考える時間があっただけ幸せだったと思っています。まずは新潟に帰ったら墓前で色々と報告したいと思っています。

ありがとうございました。

>ぽい助さん
ありがとうございます。死を受け入れることは、とても勇気のいることなんですね…。自分ももっと強い心があれば、祖母の死をスンナリと受け入れることができたのかもしれません。まだまだ自分は未熟者です。

共感していただき、とても嬉しく思っています。「死」とはとても尊いもの…。心に染みました。本当にありがとうございました。

>角砂糖さん
ありがとうございます。血は繋がっていなくても、本当の祖母のように慕っていたので、本当に残念ですが、祖母の分まで頑張って生きていこうと思います。

たまに荒らしのような人は現れますが、今回は「死」について非常に愚弄されたので、厳しい対応を致しました。アクセス禁止の上、ドコモの方にも通報してあるので、多分もう大乗でしょう。ご心配おかけして申し訳ありませんでした。

>七転八倒さん
そうですね。自分の心の中は祖母も祖父もいつでも生きているんですよね。七転八倒さんのお言葉で少し救われた気がします。ありがとうございました。七転八倒さんもおじいちゃん&おばあちゃん子だったのですね…。祖母や祖父のことをいつまでも忘れずに、お互い頑張っていきましょう。

本当にありがとうございました。

>トップロードさん
ありがとうございます。久しぶりに「死」というものに直面したので、今はまだ少々気持ちの整理がついていませんが、少しずつ前を向いて歩いていけるようにしたいと思います。

祖母に慕われて、私は本当に幸せだったと思います。

>酒屋さん
ありがとうございます。私にとっても「死」は怖いです、だからこそ、その「死」を迎えるまでに悔いの残らないように生きていこうと思います。酒屋さんのおっしゃる通り、親に感謝の気持ちも忘れずにしていきたいと思っております。

言葉の暴力は極端な話ですが、直接殴られたりするよりも、よっぽど酷いものだと思っています。人間の尊厳を踏みにじるような人間は人間として軽蔑します。たとえそれが冗談であっても、ネット上であっても同じです。本当に許せませんね。

偉そうにだなんてことは全くありません。むしろ酒屋さんの意見で更に私の気持ちが強くなりました。私は絶対にそんな人間にはならない、人を認められるような人間になろうと思います。

貴重なお話ありがとうございました。

「体」は死んでしまいましたが「心」はたまごさんの心の中で生き続けているのですね。だからずっと笑顔だったのかもしれませんね。
おばあさんは幸せですね。

貴重なお話ありがとうございました。

>爆弾さん
こちらこそありがとうございます。祖母は私の心の中でずっと笑顔で生き続けています。これからもずっとです。祖母のためにも強く生きようと思います。

御愁傷様です。
読ませてもらったあと、胸と目頭が熱くなりました。
『おばあちゃん』って、不思議な温かさがありますもんね。
うちの祖母は一昨年に亡くなったんですが、職場に電話があって亡くなったのを聞いた時は、職場でも涙をこらえることが出来ませんでしたし。
その2か月後に僕の子供が生まれ、両親も祖父母となりましたので、孫の為にも長生きしてもらいたいと思います。
おばあちゃんの為にも頑張りましょう!

>ちび太さん
ありがとうございます。確かに「おばあちゃん」って言葉は不思議と安心する言葉ですよね。大切な言葉ですよね…。

ちび太さんも祖母を非常に慕われていたことが良く分かります。非常に残念なことですが、新たな命の誕生を天国で喜んでいると思いますよ。ちび太さんもそのご両親も子供さんも1日でも長生きできるように、見守っていてくれると思います。

お互い頑張って天国で「私の孫はこんなに頑張っているよ」と自慢できるような人間になっていきたいものですね。

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